【前編】からの続き


神聖な趣のある門を潜ると

写真では分かりにくいですが、そこそこの登り坂です。



登っていくと階段が、本殿が見えた。

登山というほどでは無いけれど、勾配がキツかった。

あと少し。


到着。💦


拝殿では祭事の最中でした。

外から見学させていただきました。


阿波国では国府から少し遠くて不便な事から、上一宮大粟神社から分詞して一宮神社が作られていますが、上一宮は一宮神社より上位という意味を明確にしているという事でしょうね。


御祭神は大宜都比売命おおげつけひめのみこと)で、大いなる食物の女神という意味です。

上一宮大粟神社は全国の大宜都比売命の本宮です。

日本書紀にも古事記にも出てくる神様で、個人的には保食神(うけもちのかみ)というところがポイントです。

保食神といえば、お稲荷さんとして親しまれている宇迦之御魂神、伊勢神宮外宮の豊受大神が有名ですが、この二柱は素晴らしい御利益があるとされています。保食神の元祖とも言える大宜都比売命に秘められたパワーも強力なはず。

パワースポット好き、神社へのお参り好きな方は一度は訪れるべき神社だと思うのですが、ガイドブックやネットの記載が思いのほか少ない。

映えスポットや観光地ではなく、歴史と神様を感じるお参りも世に広まってほしいところ。