「ことのままの明神いとたのもし」と枕草子に記述がある静岡県掛川市にある事任八幡宮(ことのままはちまんぐう)

平安時代から「願い事が意のままに叶う」と言われていた様です。

遠江国一宮とされています。

 

新幹線こだま号で掛川駅を下車

掛川から路線バスで事任八幡宮前まで約20分で到着。

 

 

自然のエネルギーがいっぱいありそうな境内。

 

 

御神木も立派

 

 

本殿

御祭神は己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)で

配神として、八幡大神(応神天皇、神功皇后、玉依姫命)が祀られています。

平安時代後期に八幡信仰がブームの時に八幡神が祀られて、八幡神社となって、第二次世界大戦後にやっと事任の文字がつきました。

政治的、宗教的な色々な思惑があって名称や主祭神が変更された神社です。

「ことのまま」という名前から願い事が意のままに叶うという言われる様になった神社ですが、本来は神の意を人に伝える神社、神様です。

枕草子の記述も、古今集からの引用があって、そんなに神様が願いを叶えていたら、神様は大変で嘆いてしまうという意味が込められているのですが、そこまで知っていないと真意が理解出来ない文章です。

事任八幡宮でお参りして願いが叶ったという人も多いので、御利益は確かだと思います。

神様の性質からして天から自分の役割を正しく受け取ってその方向に進む事で上手くいく、という御利益かと思います。

 

摂社 五社神社

 

摂社 稲荷神社

 

摂社 金刀比羅神社

 

数100メートル離れた所にある禊所へ。

 

禊場

 

龍神社

天と地と人を繋ぐ役割を持つ神社ですが、その時に活躍する龍神が祀られています。

 

龍神社にお参りしたあと、来た道を戻って、事任八幡宮が元あった場所へ向かいます。

国道1号を挟んで事任八幡宮の向かい側の本宮山に鎮座していたのを807年に勅命により現在の場所に遷座しています。

元の鎮座地は奥宮があります。

 




山道の階段を272段登ると奥宮です。

 




社の周りの石を磨くと福が来るとか。石を3つ選んで、

1つ目の石は神様のために

2つ目の石はみんなのために

3つ目の石は自分のために心を込めて磨くそうです。

 

心を込めてお参りしました。

路線バスが2時間に1本しかないので、少し時間潰し。

事任八幡宮の駐車場に喫茶店があるので、休憩。

チョコレートパフェを注文。


程よい時間になったので帰る。それにしても良い天気☀️

枕草子の解釈が凄く大変だったせいか、それとも、己等乃麻知比売命の力なのか、色々な考えが頭を巡る。

なかなか興味深いお参りでした。