『読み』の奥深さ ♪ | KOTOSE(ことせ)音読教室のブログ

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「子どもがみんなの前で堂々と自分を表現できたら嬉しいよね」
 〜 そんな思いから私たちの音読教室は始まりました。 〜
  楽しく声を出すことで、皆が幸せになれることを信じて

今日は、午前中に「朗読検定対策講座」

午後は、「深読み会」がありました!



対策講座では、今日も、初めて朗読検定にトライするという方がお二人。

4級からのチャレンジです

昨日初トライの皆さんもそうでしたが、4級は、一番最初の級とはいえ、

実は、超難関な!?課題 『ロングトーン』に悪戦苦闘されます。

『読み』以前の、発声の基本となる技術。

腹式呼吸がしっかりできているかが問われる課題です

『あ~~~~』と、できるだけ長く、息が続くまで声を出し続けるものなのですが、

採点基準が 
*声量(しっかりと声が出ているか) 
*時間(12秒以上声を出し続けられるか)
*発音安定性(12秒以上安定した声を出し続けられるか) 

の3項目

これが、なかなか大変です。

実は、読み物課題より苦戦される方が多いというクセモノ(!?)課題!

でも、これをしっかり身につけると、この先、長いフレーズの文章も難なく読めるようになりますし、なにより、聞き手にしっかりと声を届けることができます。

今日も、初受講のお二方、とても苦戦されていましたが

3級に進まれた他の先輩受講者にもアドバイスを受けながら頑張っていらっしゃいました

対策講座20150513


講座は始まったばかり

まだまだあと5回あります!

『あっコレだ!!』

というポイントをつかんでしまえばこっちのもの

今日、すでにわかりかけていらっしゃるようでしたので

来週、練習の成果を楽しみにお待ちしていますよ~!!



深読み会は、現在20期!サン=テグジュペリの「あのときの王子君  大久保ゆう訳(原題 星の王子様) 」に取り組んでいます

深読み会20期3週目


3週目に入って読み進むうち、皆さんの『読み』の設定もそれぞれ固まってきつつあります!

今日は、王子君が初めて登場するシーンでした

「ごめんください・・・ヒツジの絵をかいて!』

この第一声をどう表現するか・・・


文の中に書かれている情報は・・・ 

『ふしぎなかわいい声』

『へんてこりんなおとこの子』

などなど、「書かれている情報」と、「文の流れ」、「このあとに出てくる、このおとこの子の行動」などを参考に

さあ、どう表現しましょう?!



「ひとの住むところのはるかかなたにいる子・・・」と書いているから
ちょっと宇宙人っぽく読んでみました!

たどたどしい感じで読んだらいいかしら?

「おもいつめたようすでぼくのことをじっと見ていた」とあるから、あまり元気な感じじゃないよね?

・・・と

出てくる出てくる!!

他にもそれぞれいろいろな解釈を投げかけてくださいました



このあとは、「ぼく」と「そのおとこの子」の会話が続きます


「ぼく」のキャラクター、「おとこの子(王子くん)」のキャラクター設定をどんどん深めて、『深読み』 楽しんでくださいね!!

私たちも来週お聴きするのがますます楽しみです