コロナ禍に変わってから、スタジオでのトレーニングはご無沙汰になった。
でも、歩行器で立ったり、歩いたりする自主練は、今も続けている。
しかし、病気の再発もあって、長くは歩けなくなり、時々、コケたりものする。
幸い怪我はしないが、コケると歩行が怖くなる。
怖くなるから、歩行器に頼って、手に荷重がかかる。
手や肩に負担がかかると、今度は腕が痛くなる。
だから、歩く距離が段々と落ちていく。
こんな状態で歩行がアップするワケない。
歩けないぶん、歩いたようにするにはどうしたらいいか、、、。
「高齢者には特に使って欲しいです」
CMや新聞で頻繁に目にした三浦雄一郎さんが足をのっけている機械。
これに両足を乗っけるだけで電気刺激で足首を上下に動かし、
23分座っているだけで足の筋肉トレーニングができる。
足裏、ふくらはぎ、前すね。
歩くための足のトレーニングって、、、本当なの!?
SIXPAD Foot Fit
麻痺した足首を自分で動かすことができない私は、神のような機械に飛びついた。
飛びついたのに、、、
2年前に購入したものの、実はほとんど使用していなかった。
毎日使うようになったのは、一昨年。
コロナ禍になり、都内のスタジオ通いを控えてから使用し始めた。
自主練の一つとして始めた
「SIXPAD Foot Fit」を使用するようになってから、
驚くことが起きたーー。
な! ななな、なんと!!
骨密度が上がったーー!!!
年齢の標準的な数値、80%に近い数値!!
これ、
驚くのは理由がある。
脊髄損傷になると短期間で骨密度は健康な人の数値より半減する。
半減した数値は元の数値に戻らないが、上げることはできる。
ただ数値を上げることは容易ではないのだ。
歩くだけでは簡単には上がらない骨密度。
立って骨に負担をかけなければ、上がらない。
立つ、歩く行為は、脊髄損傷者にとって人生をかけるくらいの時間を要す。
それがたった23分、
テレビやスマホを見ながら歩く筋肉が鍛えられるって、、、
SIXPAD、すごっ!!!
骨密度が上がった私を見て、
高齢者の父もSIXPADを毎日やり始めた。
高齢者になると骨折、怖いもんね。
そう、SIXPAD Foot Fitは高齢者だけのものじゃないんですよ。
(※個人差がありますが、他の脊損者からも好評との声を聞いています)