みなさんこんにちは、三宮です
受験のピークがひと段落して、
ようやく私もゆっくりできるときになりました
ポカポカ陽気で、
桜の蕾もいよいよ開花の時といった感じ。
寒がりの私にとっては待ちに待ったこの季節は、「いよいよ春が来る〜」って、
桜の開花を心待ちにして、
ワクワクの気分の毎日です
花を愛でながら、美味しいお茶を飲みたい
今年の私の受験生は、高校入試はなく、
短大と大学の受験生で、
今年の卒業生たちは、
卒業式が短縮や中止、大学や短大、その他の学校の入学式も中止、
新入生の授業の開始が20日以降・・、
と、
かなり影響を受けていますし、
新生活を先の見えない状態で迎えなければならない状況になっていますね
私のコーチングは受験突破がゴール地点ではないので、
こんな状況の中でも、大学準備として、
生徒それぞれでやれることをやっています。
家庭教師plusコーチングは
オンラインも対応しているので、自宅で安全な環境で行えるし、
また遠方の大学に行く子にも、対応できるし、
私の支援を、
このスタイルにしておいて本当に良かったです
先行きのはっきりしない、このような時だからこそ、
毎日をどう過ごすのかが大切ですね
さて今日は、
推薦入試で短大への進学が決まって、
新生活の準備をしている
Aくんの事例をご紹介します
以前12月7日のブログで
入試の第一号として登場したAくんです。
Aくんが受験した推薦入試は、
蓋を開ければ例年よりも受験者がグッと増えていて、
例年よりも厳しい状態でしたが、
Aくんは無事に合格を決めました〜
「人数が多い中でどうして自分が合格できたのか」
と、Aくんは驚いていたようです。
お母さんは、
我が子が何かに「出来た!」という体験を久しぶりに感じられた
と、喜んでいらっしゃいました
Aくんにとって、大きな大きな成功体験です
推薦入試はきちんと準備をしていくと、
その過程の中で本人の心構えが変わってきます。
志望理由書を書く中で自分の思いをあらためて再確認して、
将来にかけての目標設定が明確になっていきます。
面接の準備では、さらにそれらを発言するのでアウトプットの機会になります。
受験そのものから、
それ以上の、とってもいい経験と学びが得られます
数ヶ月かけての準備なので、
本番の頃には表情もしっかりしてきます。
なんとな〜くで受けようとする子達とは
差が付いてきます
あれだけ準備してきましたから、
本番ではAくんとの真剣さが伝わったと思います(あれだけやって、逆に伝わらないほうがおかしい笑)
Aくんが嫌がっていた面接ですが、
想定外の質問にも臨機応変に落ち着いて答えられたようです。
本人は十分には答えられなかったと感じているようでしたが、
返答の内容を私が聞いた限りでは、
「うん、大丈夫!うまく答えられてる!」
でした。
さて、
バイクに興味を持ち始めていたAくん、
合格発表後にはさらに、
あれよあれよと行動していきます
推薦入試の頃には、
受験が終わったら
中型バイクの免許を取ることを決めていたAくんですが、
合格発表のその日のうちに、
自動車学校に申し込み(私もビックリ笑)
その後すぐにバイトも申し込み(結果的にこちらは募集人数すでにオーバーで採用されず)
春からは独り暮らしをすることにしていたので、アパートの内見に行ったり。
毎日忙しくも充実している様子でしたね
合格後、
教室に来るAくんは、自動車学校での学科の講習や教習のことを色々と話してくれました。
自動車学校の中型バイクは200キロあるそうで
華奢で普段運動らしい運動をしていないAくんにとっては操作は大変です。
初めてのバイク教習の前は不安な様子もありました。
私、
路上でバイクを倒してなかなか起こせないお兄さんの様子を
何度か見たことがあります。
一度倒すと、本当に起こすのは難しそうです〜。
助けたくても、助けられません
女性ライダーも時々見かけますが、
倒しても起こせるだけの力があって乗られているってことなので、
凄いなあと思います。
ましてや200キロのバイクって…
私なんてあっという間にコケて下敷きだわ
実際、Aくんが初めてバイク教習を受けた後は
倒してなくても、
操作するだけで筋肉痛になって、
教室でも「痛い痛い」ということも多々ありました。
12月から2月にかけては一番寒いシーズン
車とは違い、外の気候の影響をもろに受けるのがバイクです。
雨の日はカッパを着て乗らないといけないし、スリップの不安もあります。
Aくんにとっては、
これまでなかなか経験してこなかった試練。
ですが本人は早く免許を取りたいと、多少の困難もどんどんクリアしていきました。
ひとつひとつ積み上げていくことで、
自信を付けていったんではないでしょうか
不登校などで学校での集団での活動経験が少ない子は、
物事に集中すること、
多少の困難に向き合うこと、
何かをやり遂げること、
といった重要な体験が少ないです。
自宅の甘々な環境では、
なかなかそういう状況にはなりませんから。
自分がやりたいこと、
欲しいものが明確になって、
それに真剣に取り組むという過程を経ることは、
集中して何かに真剣に取り組む、
困難に逃げずに向き合う
という経験が少ない子にとっては、
とても重要な経験と学びになります。
集中力と突破力を養うこと
は、社会に出る上でとっても大切です
なので、若い子には、
勉強以外のことにもどんどん取り組んで欲しいと思っています。
本人に何か興味のあるものが出てきたり、
やってもいいかなと思えるものが出てきたら、
私もドンドン後押しします
私とコーチングや推薦入試の準備をする中で
Aくんは徐々に変わっていましたが、
バイクの免許を取る過程で、
さらに大きく成長しているように感じました。
この頃から、
顔つきがさらに凛としてきましたね〜
理系に進むこともあり、
計算力をアップするトレーニングもやっていたんですが、
自動車学校に通うようになってからは
さらにスピードがアップしました
数学の理解力も上がりました
体を動かしていることと、
脳の様々な領域を使うようになったことでの相乗効果ですね
それから2月に、
Aくんはついに
中型バイクの免許を取得
寒かっただろうに、よく頑張りました〜
ジワジワ長引くかと思いきや、
なんだかんだでコツコツ通って…
あっという間です
そしてAくんには次の心配事が(笑)
早速バイクを購入するようにしたそうですが、
バイクを買ったら…
そう、
取りに行って乗って帰らないといけませ〜ん
初めて乗るバイクで、
お店から自宅まで、
これが初めての
公道デビュー
自動車免許は、
仮免の取得後に教官と公道に出て教習を行いますが、
バイクは、免許取得まで教習所内のみです。
初めて乗るバイクで初めて公道を走るって、
結構勇気がいりますよね。
私も同じ立場だったら、
ドキドキで怖いだろうなぁ
教習所と違って、
乱暴な運転をする車やトラックもバンバン走ってます
車みたいに、
一緒に乗ってくれる人はいません。
「今度、バイクを取りに行くんですよ。怖いな〜、大丈夫かな〜」
なんて、Aくんは少々不安がってましたね。
独り暮らしを始めることよりも、
初めてバイクで公道を走ることの方が心配なようでした。
ですが、
これもAくん、無事にやってのけました
教習所では40キロ以上は出してなかったそうですが、
公道ではちゃんと通常の速度で、坂道も登って、
無事に自宅までたどり着いたそうです。
その後Aくんは少しづつバイクに乗り慣れていきました。
免許とったばかりで、
バイクに乗るのが楽しくて仕方ないでしょうねぇ
ちょうど気候もツーリングにいい頃になってくるし。
Aくん、
「遠乗りして、温泉とかに泊まってみようかな〜」
なんて言い出したりもしてましたが、
こちらは残念ながら、例のコロナウイルスの影響でボツ。
私はAくんのバイクを見せてもらうのをとっても楽しみにしてました
そして3月の頭には、
教室へバイクで来るようになりました〜
ジャーン
おぉ〜っカッコええや〜ん
背が高くて足が長いから、
大きいバイクでも足元余裕〜。
こんなのを颯爽と乗り回せるの、
ちびっ子の私からするととっても羨ましい
それにしても、
毎日ゲームとパソコンに向かっていたAくんが、
まさかこんな姿を見せる時が来るなんて…
驚きです
何がきっかけになって、何に目覚めるか、
本当に未知数です〜
つい先日は、
今度引っ越すアパートへの下見にバイクで行ったそうですが、
そこでバイクを倒してしまったらしく、
なかなか起こせずに、腰も痛めてしまったとか。
バイクに乗る人は、
自分のバイクを倒して起こすというところまで、必ずどこかで経験しないといけないんでしょう。
女性なら別ですが、
男性がバイクを倒しても、
周囲はそうそう助けてくれませんしねぇ
Aくんにとってはこれもまたいい経験です
こんな感じで、
自分にとって少し難しいこと、
勇気のいることに、
でもやりたいからと臨んでいきながら、
Aくんはこれまで大きく成長してきました
ドンドンたくましくなっていきました
②へ続く…
本日もお読みいただき、ありがとうございます
このブログでの生徒の成長過程の記録が、皆さんの何かしらのヒントになれば幸いです