こんにちは、こぞうです🐘

高齢化社会が加速し、親の介護が必要になって

きた社会の中で、いつ介護が自分にふりかかるか

わからない、そんな状況の中でこなければいいし、

来たときに少し思い出して参考にしていただければと思い

今回は私の体験を書かせていただきます。

 

 

  介護はだれにも起こり得る課題

 

私は、認知症を患う母親の介護をするために、

一般的に言う、介護離職をしました。

 

仕事を離れざるを得ない状況に追い込まれこともありますが、

転職して間もない会社で仕事の両立は職種的にも難しいと

判断したからです。

 

私の体験を通して、介護と離職がもたらす様々な感情と

認知症の現実について語りたいと思います。

わたしは、40代手前で新しい職種の仕事にチャレンジ

してみたいと思ってました。

 

母の介護が発生するなんて思わず、自分の気のむくままに

転職にもチャレンジしてたんですね。

 

幸運にも、やってみたかった企業の人事の仕事についたときに

母の胃ガンと認知症が発覚

 

認知症で病気というのはやっかいで、母が自分の病気を

理解しておらず健康な人の行動をしようとすること、

仕事で出張が多いことがわかっていて、コロナの少し前で

リモートワークもない会社でした。

 

介護休暇を知ってましたが、とても気持ち的にも、人事が

私一人しかいないということもあり、精神的に参ってしまったのが

退職した一番の原因でした。

 

 

  辞める前に一度会社に相談を

離職を決断するまでのプロセスは、私にとって

非常につらいものでした。

 

40代に入ったら次の職がすぐ見つかる可能性が

低いのではないかという心配。

 

それと同時に、仕事を辞めることは自己価値や

社会的地位への喪失感を引き起こしました。

 

しかし、同時に、母親が私の支援とケアを必要と

していることを理解し、一人っ子である私が、

それに応えることが私の優先事項であるという確信も持っていました。

 

最終的に、私は仕事を辞めざるを得ない決断を下しました。

 

しかし、安易に離職はおすすめしません。

 

介護と向き合ったり制度を活用するための準備に使える

期間を持ことができる制度があります。

(辞めたあとのわたしの心情などは次回に書かせていただきます)

 

企業で働いている方は厚生労働省のHPがわかりやすいので、

参考にされてください。

 

うちの会社にはそんな制度ないわって思われる方もいらっしゃるかも

しれませんが、国が定めた制度なのでお勤めをされていれば

条件を満たしていれば、使える制度です。

 

丸ブルー介護休業・介護休暇について

 

 

  介護は自分の生き方を見直すきっかけになる

胃がんの闘病も大変でしたが、それよりも認知症の最初の数か月は、

母親の病状を理解しようとする試行錯誤の時期でした。

 

私は、母が元気だった頃の母親との対話を取り戻すことを

願っていましたが、現実は違いました。

 

離職後、介護の日々はますます厳しくなりました。

私は母親の日常的なケアに全力を尽くしましたが、

それでも自分の限界を感じることがありました。

 

そして、認知症の進行とともに、母がますます他人に

依存するようになりました。

 

それは私にとって心を痛めることでしたが、

同時に母親のためにできる限りのことをするという

責任感も持ち続けました。

 

離職と介護の両立は、経済的な負担も伴います。

仕事を離れることで、収入が減少し、生活費や

医療費などの負担が増大しました。

 

この状況は私にとって大きなストレス源であり、

不安と絶望感に苛まれる日々が続きました。

 

しかし、この難しい状況の中で、私は多くのことを学びました。

親の終活といいますが、母が認知症になったことで

母のお金の管理や、全くしてなかった家の家計費がどれくらい

かかっているのかを把握することができました。

 

このときに、家計を見直すことができ、

最低これくらいあれば生活できるという目安もできました。

 

母は国民年金のみで、一人ではとても老後生活ができない

貯金額でした。

 

このとき同時に、他者のサポートや地域の支援ネットワークの

重要性も学びました。

そして、介護者としての役割を果たすことの尊さと責任を痛感しました。

介護離職は決して容易な決断ではありませんでしたが、

その結果、私は母親との貴重な時間を共有することができました。

 

仕事をしていたときは、出張も多く、関東にいたこともありました。

母親と向き合う時間をあまり持ってこなかったのも事実です。

 

80才になる母親との時間があまりないことを感じ、

母親の笑顔や温かい言葉は、私にとって何よりの励ましであり、

一度は離職したことは私にとっては、よかったんだ思います。

 

介護者としての道は険しいものですが、愛情と責任感が私を

支えてくれることを知りました。

 

それでも、介護を続けていくなかで、離職はしたものの、

自分の将来の生活も考え、あらためて介護と両立をする

働き方をすることを決意。

 

就職活動を再開しました。

 

長いお話になりましたが、また〜その2〜に続きたいと

思います。