継母を10年やってきて、
最近ようやく手放せたかな、と思う感情があります。
それは、”私は被害者”という感情。
初婚継母という道を選んだ時、
希望に満ちて溢れていた私。
けれども現実は違っていて、
継子を立派に育てたいという想いは、それまでの慣習に打ち砕かれ、
いろんな葛藤のはざまに理想の「幸せ」が埋もれる始末・・・
ステップファミリーへの期待が高すぎたのかもしれません。
心がズタボロになった私を救ったのは、
”私は被害者”という感情。
”血の繋がらない子供を育てさせられて、
誰にも感謝されずに、私は本当に可哀想”
そんな風に思う事で、
自分の精神を保っていたように思います。
10年の継母生活の中で、
確かに、傷つくような事を言われたりもしましたし、
酷い目にも合いました。
ただ、それが、初婚継母だからか?と言われたら、
よく考えればそうでなかった場合もありましたし、
たとえ、初婚継母だから、の場合でも、
その都度きちんと初婚継母としての気持ちを、
夫や継子に伝えれば良かっただけの事。
でも、その気持ちにいつも蓋をし続けて我慢してきました。
子供(継子)相手に大人がみっともないという気持や、
出来ないと思われたくない、という変なプライドがあったからです。
だからきちんと伝えられないまま、
その想いがネガティブに熟成してしまって、
妙な被害者意識を作り出していました。
この夏、何年かぶりにまた継母ブログを書き始めて、
自分と向き合う機会が増えました。
始めは自分に都合の悪い感情には向き合えなかったけれど、
だんだん向き合えるようになってきて、
自分にも悪い所があったな、と気付けるようになってきて。
自分自身の事を客観的に見る事が、
少しずつ出来るようになってきたかなと思います。
(そういうのを”俯瞰する”と言うらしい)
ただ、疲れていると、
また”被害者意識”がむくむくと頭をもたげてきますが・・・
@kotorinosubako
継母業以外の日常は主にこちらでつぶやいています(毒吐き注意)
ポチっとしていただけますと、はげみになります。