昔は完璧主義な私でした。
結婚したばかりの頃は、
慣れない家事、継子達の育児、それに加え、夫のお金の悩みも、
ぜーんぶひっくるめて、私が一人で抱え込もうとしていました。
いくら私が若く、大変な頑張り屋だったとしても、
さすがにそれを全部ひとりで抱える事は出来ず、
時々大爆発させては、
家出したり、部屋に閉じこもったり・・・
それは三男(実子)が生まれてからも続き、
ちょうどその頃は、
長男(継子1)が理解しがたい行動を繰り返すようになってきた時でもあり、
”精神科に通いたい”と毎日のように夫に泣きつくのが日課となっていました。
それは完全に、”キャパオーバーによる鬱状態”
多少は原因となったかもしれませんが、
すべてが子供達のせいではない。
ほとんどの原因は私の”完璧主義さ”にあったと思います。
(あと、夫のフォローも足りなかったかな)
完璧主義なゆえに、
どんなに心や体が疲れていても、家事をきちんとこなしていました。
継子達のどんな小さな間違いも見逃さず、それを正そうとしました。
特に継子達の事に関しては、キ〇ガイじみていて、
時間をなかなか守らない長男に対して本気でGPSを仕込もうか、とか・・・
(どこで何をしているかが分かれば、予防策を考えられると思っていた)
今、冷静に考えれば本当にバカバカしくて、
笑い話、もしくは、ドン引きするような、それこそ理解しがたい行動ですが、
その時は真面目にそれを思い込んでいたのですから、
心に余裕がないという事は本当に怖いなと思います。
結局、本当にGPSを仕込んだところで、
長男の行動が全部分かってしまえば、それはそれでまたつらかったと思う。
やればやるほど、ドツボにはまるというのか。
どこまでも、きりがない。
完璧主義なあまりに、いろんな事に執着しすぎていたな、と。
それからは、少し目線を変えて、自分の事に目を向けるようになり、
私の場合は趣味を充実させたのが良かったのか、
今では以前ほど継子達に執着はしていません。
(長男が寮に入った、というのも良かった)
昔よく、姑に継子達の事で「あきらめて」と言われていたのですが、
言われた時はものすごく憤慨していましたが、(無責任すぎると)
今思えばあれはなかなか言いえて妙だな、と。
継母として、取りあえずはやってはみるけど、
命かけるほどはやらない。
命あっての継子育てですから。
継子とがっつり向き合おうと思う人こそ、
まずは自分を大事にしてほしいなと思います。
@kotorinosubako
継母業以外の日常は主にこちらでつぶやいています
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