自分でも驚くくらいに感情的になっていました。



私達が積み重ねてきたものがこんなにも脆く崩れるとは信じたくなくて…メールで終わらせようとする蓮の行動にも信じられなくて…とても冷静ではいられませんでした。




感情的に怒る私を前に蓮は事の一部始終を話し始めました。




蓮『miu…ごめん。あんな態度とってmiuが怒って俺の事嫌っても仕方ないと思った。でもメールや着信を拒否したのは一人で考えたくて…。考える間、誰とも連絡とりたくなかった。』




蓮『俺は健太郎のことが好きだよ。でもmiuのことを母親として見る時と女として見る時があって…健太郎にヤキモチを抱いて拗ねたりするのは健太郎の父親として失格の感情だと思った。これから先…こういうことはいっぱいあると思う。今回みたいに気持ちを抑えられなくなって周りのことを考えられない行動に出てしまうのを抑えられないかもしれない。だから…』



蓮は泣いていました。そして分かっていました。
この言葉の次に出てくるのは別れの言葉だということも…。




蓮『miuは何も悪くない。俺が悪い。健太郎にヤキモチを妬くなんて本当に大人げないと思う。…この気持ちに気付いてしまった以上もう一緒にはいられないと思った。』






別れる覚悟なんて出来ていない。。



電話を持つ手が震え…涙が溢れ出し…





喧嘩別れなら仲直り出来る。




でも私達はそうじゃない。。





好きだからこそ一緒にいちゃいけないんだよね。







miu『蓮…。別れよう。』




この言葉を口にするまでどれくらい時間がかかったか…。





本当に終わってしまう。






この後は蓮も私も泣いたまま…何も言葉にすることができず…







こんなにも好きなのに…。








私達は…




別れる決断をしました。