現在、小学1年生Aくん。
歩いて外出するようになったのが3歳になる頃でした。
親御さんが手を繋いで歩こうとしても手を振り解こうとしたり、手を離せば1人でどこかへ行ってしまう状況でした。
迷子になったら一大事です・・・
親御さんは手を握ろうとしないAくんの手をしっかりと握りしめ、癇癪がでないようAくんの行きたい所へ毎回ひたすら付き合っていました。
一緒に歩けるようになってほしい、買い物に一緒に行けるようになってほしい・・・
親御さんの願いでした。
ABAに基づいて「手を繋いで歩く」練習を始めました。
最初は手を握らずに離そうとしていましたが、練習を重ねていく中で、1週間程で手を繋いで歩いてくれるようになりました!
そして、「ついて来て」「一緒に歩く」も順に練習をしました。
「ついて来て」と言われたら手を繋がずに大人の手の届く距離をキープしながらついて行き、「一緒に歩こうね」と言われたら隣で一緒に歩く練習です。
どちらも室内では順調に進んでいましたが、一歩外へ出ると、周りに気を取られて大人から離れてしまうことがあり、介入すると癇癪になることもありました。
商業施設や公園など色々な場所で練習を重ねていく中で、2年経った頃には、「一緒に歩こうね。」と言っても勝手にどこかへ行くことはなく、相手を意識しながら歩くことができるようになりました!
買い物へ行く時も安心して行けるようになり、親御さんは大変喜んでいました(^_^)
日々適切な対応をされて、上手に歩けた時にはたっぷり褒めることを忘れずにされていたからですね!
Aくん、上手に歩けた時にはたっぷり褒めてもらえてとても嬉しそうでした♪
今年の4月にAくんは小学生になりました。
毎日の登下校や、クラスで並んで移動する時など、前の人を越してしまったり、前の人との距離があいてしまうこともあるそうですが、その都度親御さんは見逃さずに対応されています。
今後も普段から油断せず、見逃さずに対応していくことで、集団の中でも輪を乱すことなく歩けるようになっていくと思います。
Aくんのこれからの成長が楽しみです!
※記事の内容は、親御さんにご確認いただきご了承を得て掲載しております。
スタッフK