「座って」と言われたら、椅子に座る。
ABA療育では、『椅子に座る(着席)』ことを重要な療育プログラムの1つとしています。
発達に障害のあるお子さんの場合、座らせようとしても逃げたり、聞こえていなかったり、無視したり、仰け反ったり、泣いたりと、声をかけても椅子に座ることが出来ない場合も多いです。
「すわって」と声をかけることで座ることが出来る子でも、気分が乗らないと座らないという場合も少なくありません。
『座るように声をかけられた時に椅子に座る』と言うことが出来ないと、家族で外食出来なかったり、外出先が制限されたりと、お子さんも親御さんも大きく行動を制限されてしまいます。
しかし、「座って」と声をかけられた時に椅子に座ることが出来るようになると、外食を楽しめるようになり、外出の際の親御さんの苦労が減り行動範囲が大きく広がります。
座れるようになると、それだけでも親御さんの今までの苦しい思いが随分軽減されていきます。
また、絵を描いたり、文字を書いたり、物の名前を覚えたりと、机上でやる様々な重要な学習も可能になりますし、特に保育園などの集団生活の場では、椅子に座ることが出来るということは、必須のスキルと言えます。
「ことりん」では、療育の初期の段階から、この『椅子に座る(着席)』ことを教えて行きます。
行動分析にもとづいた正しい方法で、個別指導のもとで根気よく教えてあげると、最初は全然座れなかったお子さんも、遅くとも数ヶ月のうちに「座って」の声かけでちゃんと座れるようになって行きます。
座れるようになったら、座れる時間を少しずつのばして行き、30分でも座っていられるようにして行くことを目指していきます。
以下は、「ことりん」スタッフの研修先(ABA推進事業所ルカノアさま)での実例です。
<実例1>
<実例2>
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ほめて育てるABA推進 児童発達支援『ことりん』
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