米子市議会議員で現役薬剤師の𠮷岡ことです!

議員にしていただき1年と6ヶ月になりました。

2023年12月定例会の一般質問の内容についてご報告いたします。

 

 

 

9月定例会に引き続き、

各個質問のトップで登壇しました。

 

 

 

米子市議会では、

質問の通告受付の初日のみ

順番を決めるためのくじ引きをします。

 

2回続けて一番くじを引き当てたということですねイヒ

 

一番に済ませると

他の方の質問を余裕を持って聞けるし、

その後の議会準備もできるので、

ありがたいですほっこり

 

 

おひとりさまの住居問題

 

薬局薬剤師として出席している地域の専門職の連携会議で、

身寄りのない高齢者の方の身元保証人確保が難しくて、

住まい探しに苦労する事例の共有をしました。

 

お元気で自立して暮らしていても、

入院をきっかけに要介護になり、

ひとりで自宅で生活が難しくなる。

 

退院時ならソーシャルワーカーさん、

老健退所時ならケアマネジャーさんと

そこに居合わせた専門職の方が

右往左往することになります。

 

身元保証人を免除することは、

民間の施設では難しいけど、

 

🟡 終活情報を一括して登録しておくことで、専門職の負担軽減を図る

🟡 市営住宅をもっと活用する

 

という2点において、

米子市行政が取り組むべきことがあるのではないか?

という問題意識から質問しました。

 

横須賀市では「わたしの終活登録」という事業で

ご本人が倒れた場合や亡くなった場合に、

せっかく書いておいた終活ノートの保管場所や、

お墓の所在地などの”終活関連情報”を、

生前に登録してもらい、

万一の時、病院・消防・警察・福祉事務所や、

本人が指定した方に開示して、

本人の意思の実現を支援しておられます。

 

 

身元保証人といっても

求められる役割は多岐にわたります。

その役割を人や機関が分担する第1歩として、

終活情報登録制度を整備できないか?

と市長に迫りました。

 

また、身寄りのない高齢者の住まいとして、

市営住宅が選択肢に入りにくい現状を踏まえ、

連帯保証人規定を外すことで、

(国土交通省から要請されています)

受け入れ体制を整えることを要望しました。

 

今回はこの本を論点の整理に活用しました。

政務活動費で購入させていただいています。

ありがとうございますニコ

 

地域包括ケアシステムが導入されて久しいですが、

官民連携を進めるうちに、

いつしか民間丸投げになっている気がします。

今いちど、

行政の果たす役割を確認する時に来ています。

 

 

脱炭素先行地域づくり事業について

 

米子市は令和4年度に環境省から

脱炭素先行地域に選定され、

公共施設に太陽光パネルを設置したり、

CO2削減を見える化するプラットフォームを構築したりする事業を

国費を使って進めているところです。

 

    図をクリックで環境省の資料にリンクします

 

太陽光パネルの調達などに問題があり、

進捗が思わしくないと聞きましたので、

その状況と対応について質問しました。

 

また、事業の目指すところは、

2030年までに事業範囲のCO2排出実質ゼロですが、

事業の成果目標以外に、

もっと市民がわかりやすい成果を

数字で示すことについても聞きました。

 

質問で明らかになったこと

🟡 公共施設への太陽光パネル設置は予定していた所が屋根の形状などでできないことがわかり、他の施設に設置を進めている。

🟡 荒廃農地への設置は事業化に向けて調査と地主さんとの交渉を進めている。

🟡 事業範囲内の実質ゼロ率は、令和5年度で49%。

🟡 エネルギー代金として米子市以外に流出している額は年間約200億円。再生可能エネルギーで地産地消を進めると、そのうちの幾らかが地域内循環し、経済活性化につながる可能性がある。

 

真顔

今後、地域内でゼロカーボンを目指すには、住民の協力が不可欠。

そのためには脱炭素のメリットをわかりやすく伝えることが重要となる。

「歩いて楽しい」や「フレイル対策」に比べアピールが少ないのでは?

 

市長 

リスク分散のため全て再生可能エネルギーでというわけにはいかないが、もっと事業の周知に努める。(←意訳です)

 

具体的に何かを実現できていないのかもしれないけど、

問題点を明らかにして、

市長とそれを共有できていることの確認ができたのは良かったと思います。

 

米子市には、

地域新電力のお手本になるような企業が存在し、

電力消費の大きい産業が少ないなど、

脱炭素のポテンシャルが高い地域です。

それだけに国全体の脱炭素に向け、

大きな期待も寄せられています。

 

トップランナーだからこその苦労もあると思いますが、

携わる方々には、

誇りを持って頑張ってほしいとエールを送りました。

 

 

人口減少社会を迎え、

税収が減る中で、

議員の仕事も住民の要求に応え、

税の配分をもぎ取ってくるというあり方から、

転換する必要があると考えます。

これからも私なりのスタンスでがんばっていきます!

 

 

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