全国政策研究集会in東京に参加するため東京に行ってきました!

東京も暑かったショックメラメラ

 

 

代々木公園にある「国立オリンピック記念青少年総合センター」に

全国から地方議会議員が集まったのですが、

女性が多い!そして若い!

そのパワーに終始圧倒され続けました。

この集会は一般市民も参加できるので、

議員のもとでインターンシップをされた高校生や大学生の姿もありました。

 

 

交通費と宿泊費(62,100円)は政務活動費を使わせていただきました。

研修報告書は、いずれ議会ホームページに公開されますが、

一足早くブログで報告いたします。

 

法政大学総長 廣瀬克哉さんの基調講演

自治体からの平和の提言            

人口減の中では、支えられる側は増えるが、支える側は減っていくので、専門職の仕事を家族や非専門職が担っていく必要がある。そうした時に「できるだけいいサービスをできるだけ安く」求める“消費する人”だけでは社会が維持できなくなる。消費者である「お客様」から当事者意識を持つ「ご本人様」の住民をどれだけ増やせるか?が自治体の課題であり、「ご本人様」たちと一緒にやっていく自治体にならなければならないと。

 

私の感想

医療の現場にいるものとしての体感と全く同じ課題意識を共有できた。

住民は当事者としてサービスの担い手となるだけでなく、

ある程度のサービス低下も許容せざるを得なくなるが議員も当事者として、

要求型でない議員活動が必要になって来ると感じた。  

 

        

                                     

シンポジウム

市民の命に責任を持つ 一番身近な政府から

登壇者

廣瀬克哉さん(法政大学総長)

保坂展人さん(世田谷区長)

岸本聡子さん(杉並区長)

平尾道雄さん(米原市長)

                                   

杉並区長 岸本聡子さんは、

参加型予算を導入し、当初予算の一部(森林譲与税)の使い途の決定に

住民が関わることでオーナーシップ(自分ごと化)の醸成を図っている。

まちのことを総合調整的に考えられる市民を増やすためには、

既存組織への勧誘では限界があり、

「このテーマなら」「この地域のことなら」と参加できる場づくりが重要。

私の感想

米子市でも自治会への加入率が減る傾向にあり、

若年世代は組織で活動というより、

プロジェクトごとに参集しているように思えるので例外ではない。

組織に加入していなくても個人で意見が言える

市民参加型のプラットフォームが必要な時期に来ていると感じた。 

        

 

分科会1 

地方議会を討論の広場に                  

中央学院大学教授 福嶋浩彦さん                    

議会は意思決定機関であり監視機関ではない。

意思決定機関として議員間討議することは議会の根幹を変えていくことであり、

従来の質問&要求型の議会に議員間討議を加えるということではない。 

  

元北海道栗山町議会事務局長 中尾修さん                 

 「議会は機関として議決に責任を持つ」ここは絶対に譲れないこと。

責任を伴うからこそ、議員間討議をする。

議員は財政に不案内で的外れな質問が多かったので、

財政問題の特別委員会を設置し勉強を重ね、

財政を改善する提案を議会がするまでになった。

町側の出した総合計画案に対して、

住民と議会が意見交換を重ねた末に総合計画の対案を作って自分たちで決定した。 

私の感想

米子市では、議会基本条例に議員間討議が明記されているにもかかわらず実際はできていない。

あきる野市議会も同様ということで実施へのハードルはかなり高いように感じた。

ハードルの一つは会派拘束であり、

議員一人一人が決定に責任を持つためには解消していく必要がある。

本来の二元代表制を活かすためにも、

一部の会派の合意で首長と対峙するよりは、

全体の合意で持って対峙するというのが

議会の力をより強めることになると改めて認識した。

そのためにはもっと経験を重ね、

様々な立場の人としっかり議論できるようにならねばと思った。

 

 

分科会4 

すすめよう!子育て支援 必要なの少子化対策

NPO法人パートナーシップながれやま 代表理事 青木八重子さん       

流山市では子育てと仕事に加え市民活動もすることが当たり前の風土がある。

市民活動を通して、サービスの消費者から市民へと変わるためのシチズンシップを醸成できる。

子どもが多いということは、子育てを助け合える仲間がいるということ。

当たり前に他人の子育てに関わることでボランタリーな風土ができていく。

他人の子育てに関わることは、子育て施策を俯瞰することになり、

子育てを前向きに考えることにつながるので、

さらなるおせっかいの好循環を呼んでいる。 

私の感想

青木さんは男女共同参画と子育て支援に取り組んでおられ、

女性が市民活動しやすい風土に必要なのは、

男女の役割固定意識の改善も重要な位置を占めると感じた。

女性の非正規雇用から正規雇用への移行に伴い男性の育児参画も当たり前となってきているという。

米子市では地域活動がまだまだ自治会など既存組織中心で、

高齢男性が中心となりやすい。

女性の社会参画への啓蒙とフォローアップ、

男性の家庭参画への啓蒙とフォローアップ、

さらには働く男性のサードプレイスづくりと参画できる職場環境を整えることは、

当事者意識を持つ市民を増やすために米子市でも取り組んでいく必要があると感じた。

                

全体感想                        

集会には全国から地方議員が集まったが、

若い女性議員が多いことに時代の変化を感じた。

人口が多い税収が多い自治体でも担い手不足という課題は共有しており、

基調講演での提言「お客様からご本人様へ」ということの解決について多方面から学ぶことができ、とても有意義だった。

 

報告終わり・・・

 

香害問題、断熱推進、ジェンダー平等など同じ課題に取り組む議員の方々に出会えたことは、貴重な経験となりました。

 

時の人 杉並区長 岸本聡子さんと

 

島根県議会議員 角智子さん、岡山市議会議員 鬼木のぞみさん(米子市出身)と

 

今回の学びを今後の議員活動に活かしていきます!

 

  

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