「市有地は産廃処分場用地に」新聞報道など

8月24日の地元紙のトップ記事は、

県が計画を進める産廃処分場に、米子市長が淀江町小波の米子市有地を提供することを決断した件について。

この市有地は一般廃棄物処分場(私たちが出す家庭ゴミの捨て場)に隣接していて、

当初は現在稼働中の2期一般廃棄物処分場に続き、3期の処分場予定地と目論まれていた土地だ。

処理業者である環境プラント工業のパンフレットにはこんな図がある。(青字とピンク字は私が書き加えました)

これを見ても、隣に引き続き一般廃棄物処分場を作るのが最も自然で費用も最小限に抑えられることが容易に想像できる。

どこからどう見ても、

次期一般廃棄物処分場の最有力候補だ。

だが市長の話によると、

鳥取県西部広域行政組合では、この土地を次期予定地として議論したことは一度もないとのこと。

要するに西部広域行政組合も、県の産廃処分場計画が持ち上がってからは、

この土地を産廃ありきでしか考えていなかったということになる。

それにも関わらず、

ここ数年の西部広域行政組合での次期一般廃棄物処分場についての議論は、

次の用地を探さないといけない

から1ミリも進んでないどころか、

もうすぐ満杯になる処分場の延命のためにさらに税金を投入している。

以下は、米子市議土光さんよりの情報です。

【1】既に、産廃用地を一廃に使わないという前提で今の一廃処分場の延命化（7年 → 13年）のために、今年度から予算措置が行われていること。
「延命化」というのは、今まで埋め立てていた廃棄物の一部を、民間に外部委託するということ（埋立量を減らして、延ばす）このために必要な金額が4000万円余り。これに対応する米子市の負担金が2000万円余り。　←毎年です。

【2】また、西部広域は、時期最終処分場を整備するために「あり方検討会」を立ち上げいろいろ議論しているが、内部での検討の段階であり、実現可能性は不透明であること。この実現可能性に関して、西部広域の管理者（米子市長）、副管理者（米子市副市長）は、今年の1月30日の西部広域の議会（全員協議会）で、以下のように述べています。

○伊木管理者
先ほど、基本的な考え方を副管理者のほうから答弁させていただきましたけれども、重ねてにはなりますけども、今、戸田議員さんが言われるような、いろいろ難しさというものも十分認識をしております。
しかしながら、難しいといって前に進まないということであっては決してこれは駄目ですから、その点はしっかりと腹をくくってですね。この廃棄物行政を前に進めるという覚悟を我々みんなで決めているというとこでございますので、その点につきましては、、そういう認識のもと皆様方にも、ご協力をいただきたいと思っております。

○伊澤副管理者
スケジュールに絡んで、用地の選定事務の状況についてのお尋ねであります。結論からお答えしますと、現在、具体的な用地の選定作業には入っておりません。ただ、全く何も考えてないというわけではございませんが、今お示ししたとおり基本的な考え方、これは持続可能な廃棄物体制をぜひ確立したい。その、ある意味理想像を掲げたものであります。もちろん理想像のどおりいくのかどうかというのは、とても大きなハードルだというふうに考えておりますが、ぜひ、この西部圏域のためにこの理想を実現したい。このように強く考えているところであります。今後、用地の選定等の具体的な話を進めなければなりません。そのためにもこの議会の議員の皆様方、そして各副管理者の皆様方のご理解とご協力がぜひとも必要であります。よろしくお願いいたします。

「腹をくくって」「覚悟を決める」「理想を実現する」と精神論的な言葉ばかり飛び交い、

でも結局「具体的な用地選定作業には入っておりませんっ(キリッ