学生さんの実習日誌から
年少4才児クラス 
次郎君、太郎君、花子ちゃんが粘土で遊んでいた。
花子ちゃんはたくさん粘土を使いたい様子だった。
次郎君と、太郎君は、自分の粘土を少し分けてあげた。
しかし、次郎君は、大きくなった花子ちゃんの粘土を見た瞬間に、花子ちゃんの粘土を取った。
保育者「次郎君、花子ちゃんに使っていいか聞こうね」
次郎君「つかっていい?」
花子ちゃん「だめ・・・」
保育者「どうしようか・・・」と困っていると
太郎君「僕が花子ちゃんにあげるからいいよ」といいながら自分の粘土を少し花子ちゃんに渡した。
花子ちゃんは、粘土をたくさん使いたくて「もっとおおきいのしたい」という
それを聞くと太郎君は、自分の粘土をまた少し、渡していた。
小さくなっていく太郎君の粘土を見て
保育者「どんどんちいさくなっちゃうね~」といった。
その言葉を聞いて、太郎君は満足げに笑っていた🥰
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お母さんは
 「太郎は、家ではジャイアンと同じで『お前の物はオレの物、オレの物もオレの物』という感じで お兄ちゃんとお姉ちゃんの物を全部奪っています。」といわれています😮
普段、お兄ちゃんとお姉ちゃんに譲ってもらったり、大切にしてもらっていることを、太郎君は十分に分かっていますね。
子どもたちは賢いですよね。自分の存在がどんな存在かを分かっていて、それを甘んじて受けている。
愛され、十分満たされている太郎君💞💞💞
家庭でお兄ちゃんとお姉ちゃんがやってくれることを、幼稚園では自分がやっている。
家庭での学びを、集団の場で生かしている太郎君ですね😄
「甘え」は困ったことではないですね。
愛され満たされている体験は、やがて身の回りの人へ、愛を渡していく行為につながるのだと思います。💝💝💝