7月に入ってからぐっと気温が上がり、熱中症で救急搬送される方もどんどん増えているような毎日ですね。
熱中症対策、してますか?
「私は体力あるから大丈夫!」「外出しなければ大丈夫でしょ」と安心している方も多いと思います。
しかし、油断すると室内でも熱中症にかかることがあるのです。
軽度の熱中症はめまい、立ちくらみ、気分が悪い、手足のしびれ、筋肉の痛みといった症状を引き起こしますが、単純に「具合が悪い」で済ませる方が多いのです。
少し休めば大丈夫、と思って無理していませんか?
そういうのは危険ですよ。
すぐに水分補給、塩分補給をして涼しい場所に移動して体を横にして休んで下さい。
軽く見えてもここで無理をしてしまうと、重症度が一気に跳ね上がります。
というのも次の段階にいくと頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、脱力感という症状により、いっそう危険な状態になるからです。
さらに重症度が上がると命に関わってくるのですが、既に病院に行かなければならないほど体が熱をもってしまっているので、出来れば軽度の段階で回復しておきたいですよね。
ここで大切なのは「自分の体に無理をさせない」ことです。
- 適度に運動する
- 良質な睡眠をとる
- バランス良く栄養をとる
適度に筋肉を動かし体を熱に慣れさせ、ある程度疲れさせ、お風呂に入り汗を流して寝る。
特に重要なのは食事です。
暑いと食欲が湧かずさっぱりしたものが食べたくなる…
そもそも食べたくない…
ありますよね。
ですが、暑い日こそ栄養補給が大事なのです。
暑い日に外に出るとやたら疲れやすい、眠くなる、というのは、自分でも気が付かないほど汗をかきエネルギーを消耗している証拠です。
失われたエネルギーを補給するためにも、しっかりと食べなければなりません。
電解質を補うナトリウム、カリウム、エネルギー源となる糖質、疲労回復効果をもつビタミンB1といった栄養素を積極的に取り入れる必要があります。
食材としては、豚肉、納豆、ぬか漬け、きゅうり、スイカ、モロヘイヤ、うなぎ…ビタミンB1はにんにくや玉ねぎ、ニラに含まれるアリシンという栄養素と摂ることで吸収率が良くなるので、意識した方が良いかもしれません。
経口補水液、ミネラル入り麦茶は熱中症予防にはぴったりの飲み物です。
ちなみに女性の場合は毎月の生理で血液を多く使うため、男性よりも貧血を起こしやすいので要注意です。
貧血が起こると体力とともに免疫力も低下するので、熱中症になるリスクが高くなります。
体外に排出される水分量が増えるため、血液を作るタンパク質や鉄分にも注目して食事を摂るようにしましょう。
私の場合、重度では無いけど軽くもない熱中症で鼻血が止まらなかったり、貧血も同時に起きてパニックになって呼吸できなくなったりしました。
怖かったです。
熱中症は、本人が大丈夫だと思っていても急にきます。
意識はあるのに立てない、話せない…
具合が悪くなってから「ああしておけば」と考えるのではなく、今から「そうならないように」準備をするのもとても大切なことだと思います。