世の中にはいろんなコンテンツが溢れています。


とりわけ性に関しても多種多様で、表にはあまり出ませんが性にまつわる講習といった性ビジネスも増えています。


緊縛教室、性感マッサージ講習、手コキ研究、性感開発、催眠講習、前立腺開発、中イキ講座、SEXテクニック講習など…


名前だけ聞くと「本当に?」と疑ってしまうようなものもありますが、主催者も参加者も真剣な方がほとんどです。


私も経験がありますが、真面目な方7割、疑問2割、冷やかし1割といった印象でしょうか…


この比率は値段によって左右されるのですが、高ければ真剣に取り組んでくださる層が増え、安ければお試し感覚の疑問や冷やかし層が増える傾向にありますね。


しかしこれは全体を見た場合で、個人のことを考えると結構理不尽だったりします。


開発、講習、教室、講座、と色んな言葉はありますが、大抵のものは一度や二度で身につきません。


勉強するにしろ、体験させてもらうにしろ、「本人の傾向」を知り、理解する必要があるのです。


インプットとアウトプットはそんな短時間に出来るものではありません。


稀に才能がある方がいても、ひと握りです。


つまり、複数回定期的に通わなければならないということになります。


支払いはチケット制だったり1回ごとだったりと仕様がありますが、通う必要があるというのはそれだけ負担も大きくなることを意味します。


驚いたのが、座学と実技のセットで10~50万の講座の存在。


実際に私が受けた訳ではありませんが、これは怪しい…と思ってしまいました。


教材がある、フォローがしっかりしている等あるのかもしれませんが、最初にセットで購入させるあたり胡散臭さを感じます。


そもそも、10~50万は大金です。


支払ってしまえば「勿体ないから」「きっと役に立つはず」と価値を見出そうと努力してしまう方もいますが、やたら教材を押し付けたり集会に来させようとしたり成功者の話をきかせてきたり理解できない知識まで押し付けてきたり…


気がつけば「あれ?なんのためにやってるんだっけ?」とぽかんとしてしまうかもしれません。


高額なお買い物に見合うだけのものであれば良いですが、自分にとって価値のあるものとは限りません。


そして何より、主催者側の意図を見極めることが重要です。


悪意があるか、搾取されるだけなのか、ただそれらしく飾っただけなのか、それだけの技術や学びはあるのか、今後のことも考えているのか。


ずいぶん昔に6時間10万ほどの中イキ講座を受けたことがありますが、思い返せば体の仕組みの説明なしに電マやバイブといった道具でイカせる内容でした。


確かに気持ち良いけれど、金銭的な負担と想像と違った内容だったこともあり「次回はいつにしますか?」と聞かれましたが次はありませんでした。


アダム徳永さんのお弟子さんと仰っていたこと、当時ブログで評判が良かったこと、お会いするまでのやりとりが丁寧だったこともあり良ければ定期的にとも思いましたが、やはり相性もありますから。

(どの程度のお弟子さんなのかは分かりませんが…)


私の例が全てではありませんが、技術や安心感がある方でも実際に受けてみたら違ったという方は多いと思います。


主催者のインプット、アウトプットの仕方が合わないという理由もあるでしょう。


結局のところ、どこの誰がいいかは自分で判断するしかありません。


自分が優先したいことは何かを考えて、安心して話が出来るかどうか。


技術や人柄に違和感がないか…相手と自分の人間性の擦り合わせで「この人なら…」と思うか否かだと思います。


分からないところを砕いて分かりやすく教えてくれるかどうか、置いてけぼりにされないかどうか、綺麗事ばかり言わないか、無駄に人を批判しないかどうか。


そして、矛盾点をきちんと説明してくれるかどうか。


人体のことなので、今日と明日の体は違うかもしれない…そういった体の変化も理解してくれる人。


金額が高いからいい、安いからいい、という訳ではありません。


何を学んで、どうなりたいか、どうしたいか。


大人の場合は知識や経験がありますから、自分の中の常識にとらわれすぎないように柔軟に考える必要がありますね。


悩める方々が少しでも前向きになりますように。






人間の体は難しい