マニア東京やサロン、シエスタやHaruHaruといったいわゆるお水系の場所で働いていると、様々な方にお会いします。
変態というと少し「怖い」というイメージを持つかもしれませんが、大抵は常識があり紳士的で女性に優しい方がほとんどです。
女性の場合も良識的な方ばかり。
トランスジェンダーの方や女装子さんも、私が実際にお会いした方々は皆さん真面目で少しおちゃめな普通の方でした。
しかし、残念ながらなかにはそうでない方もいらっしゃいます。
そう…
稀に犯罪者予備軍のような方からお問い合わせを頂くことがあります。
●ケース①
「妻を躾て欲しい」
●ケース②
「本物の女子高生を連れてきて調教したい」
●ケース③
「〇駅の前で首輪を付けて四つん這いになって犬みたいにお散歩させて欲しい」
●ケース④
「街ゆく人に自分の痴態を見せつけたい」
私は基本的に人の性癖について何か否定をしたりということはしません。
けれど、第三者や周囲の方に影響を及ぼすような内容の場合は犯罪幇助に触れるのでお受けしておりません。
特にケース①の場合、奥様には内緒(サプライズ)で、縛ってレイプ紛いのことをし、さらに乱交パーティーのような場所で妻をどうにかして欲しいという内容でした。
調教という言葉が引っかかったのでお話をさせて頂いたのですが、奥様にそういう趣味があるのかと思えば「至ってノーマル。でも最近レスで生意気。気に食わないからこういう場所で分からせてやりたい」とのこと…
ご夫婦揃ってのマッサージやカウンセリングのご相談を頂くことはありますが、流石にこのような依頼はお受けできませんし、何よりこれを実行するなら完全にアウトです。
こういう欲望があるけれど、どうすればよい?というご相談ならまだ分かるのです。
夫婦間でもレイプはDVとして成立します。
本人の許可もなくこういうことが出来ると思っている時点でヤバい人です。
通報案件だったのかもしれませんが、冷やかしの可能性もあり…丁重にお断りさせて頂きました。
本当にDVを受けている女性がいるかもしれないと思うと心苦しい気持ちはありましたが、仮にそうだったとして、本人から助けてというサインを貰わない限り周囲が出来ることというのはとても少ないです。
冷たいと思う方もいらっしゃるでしょう。
私もそう思います。
ただ、どこかで線を引かないと口先だけの偽善になってしまうのです。
「何故いけないのか?」
「なぜ断られてしまったのか?」
自分の思うようにいかない、周囲からの反対に悩んでいるという方は、「何故?」と自分に問いかけてみるとよいでしょう。
異常な性癖を持っていたとしても、パートナーとお互いに昇華出来ていれば問題はありません。
いけないのは、それが意図しない誰かに迷惑をかける場合。
「変態だから」は免罪符ではありません。
むしろ日常の中では非変態でいた方が、変態活動により精が出るというもの…
要するにメリハリが大事。
やるときはやる、ダメな時はダメ。
そういう分別ができてこその変態だと私は思っています。