「相手に言われっぱなしで気に食わない」

「変な方向に勘違いされて誤解を解きたい」

「間違った情報を訂正したい」



仕事やプライベート、日常生活では多くの人と過ごすことで、小さなすれ違いや大きな問題に発展することは少なくないでしょう。


もちろん、中にはイラッとする相手もいると思います。


そんな時、あなたはどうしていますか?


その場で言い返せる人もいれば、その場で返せずなあとから思い出してイライラする方もいるでしょう。


どちらが正解、というものはありません。


その場で言い返せば気持ち的にはスカッとするでしょうが、感情に任せて失言するかもしれません。


後々、気まずくなるかも…


そしてその場で返せないのは、あなたと相手の立場や周囲の環境を優先させてしまったからかもしれません。


この場合、まともな神経を持っていれば気まずくなるのは相手方です。


感情的になると冷静な判断が出来ず負の連鎖を引き起こす可能性があります。


もちろん言い返してスッキリしたいなら言えばいいと思います、後々自分に跳ね返ってこないことを願いましょう。


個人的にオススメするのは「その場では黙って話を聞く」です。


イライラモヤモヤして気分が良くないと思いますが、とりあえず相手に言わせるだけ言わせてスッキリしてもらいましょう。


こちらが反論すると、構って欲しい人間からは「相手してくれた」となり、虫の居所が悪い人間からは「反論しやがって生意気な」になってしまうのが悲しいですね。


相手方がわざと挑発している可能性もあるのです。


それを考えると、付け入る隙をわざわざ与える必要はありませんよね。


悔しいけど反論は時間と神経の無駄遣い。


むしろ後先を考えるのであれば、「この人はこういう性格なんだな」と学習して次に繋げることが出来れば立派です。


その場で素直に謝れば、相手の溜飲は下がるでしょう。


それでもひねくれた人や神経がねじ曲がった人は突っ込んできますが、そういう人は相手にするだけ無駄です。


あなたが疲弊するだけなので、にこやかに流せるのであれば流しましょう。

※快便を流すような気持ちで


黙っているのは事なかれ主義とも言われますが、私は決してそうではないと思います。


理不尽に怒っている相手に正論をぶつけた所で火に油を注いでいるようなものですから。


「余計なことを言わない」というのは相手を観察して今後どう活かすか考えている時間です。


相手目線でもなく、自分目線でもなく、第三者の視点から客観的に物事を判断出来るようになります。


これが自然と身につくと、感情と切り離して冷静に物事を見ることが出来るので割と便利です。




上手な言葉の使い方