焦りは禁物です。


人間の体は繊細なので、快感に意識を向けることは出来ても絶頂への糸口を見つけるのは地味に難しいのです。


しかも外イキにしろウェットオーガズムにしろ、中イキやドライオーガズムと感覚が全く違います。


「絶頂」という同じ言葉を使っていても、イキ方も感じ方も人それぞれです。



「もしかして、今イッた?かも?」



と快感に対して気付きがあることが大切です。


やり方は人によりけりですが、いくつかのパターンを覚えておくと「これがこう、あれがあんな感じ」と結びつけやすくなります。


そして、



「これがイクってこと?」



と自分の経験を意識して、体と頭にそれを覚えさせていくこと。


こういった動作が開発には必要です。

(稀に必要ない人もいます)


意識的にやっていなくても、思い返せばもしかしたらやっていたかも?という方もいると思います。


覚えたてのオナニーやSEXをガンガンやりたい!という人はそんな感じだったりしますね。


えっ、もっと気持ちいいことあるの?やろうぜ!!みたいな。


でも、焦ると変な「癖」が付いてしまうのでご注意を。


というのも、性感開発は自己流で出来るものもあれば、指導や管理をしてくれる人がいて出来るものもあるからです。


私なら、「痛い、汚い、苦しいがない体に負担をかけない開発の進め方」ですね。


また別の方は「無理矢理体に快感を覚えさせて快感中毒にする開発の進め方」の場合もあります。


自己流で開発をする、というのはどちらかというと後者になりますね。


どうしようもなく快感に溺れたい…という方であればぴったりですが、日常が壊される危険があるので欲に流されやすい傾向のある方にはオススメしません。


「日常」というのは、「健康的に過ごす毎日」です。



快感に溺れすぎて見境がなくなり、仕事に支障が出たり食事がとれなくなったり…要するに日常生活が送れなくなることですね。


中には社会的地位や信用を失うこともあるでしょう。


フェチ系に多いのがこれで、痴漢や強姦といった犯罪系が含まれますね。


ただ、これは余程の場合なので、夢中になるのは悪いことではないですし、欲望をセーブ出来ていれば問題ありません。


さらに言うと、指導や管理をしてくれる人がいればセーブを意識する必要もありません。


だから手っ取り早くパートナーを見つければよいのですが、ここでもまた問題が発生します。


それは相性です。


  • 開発とはなにか?
  • 快感にはなにが必要なのか?
  • 現段階でどのように開発を進めるべきか?


また、お互いの時間や体力を考えつつ、「あと少しかな」「ちょっとだけ足りないかな」という引き際を冷静に判断できるかどうかも気にしなければなりません。


「気持ち良いから」といってガンガン開発を進めたり快楽に突き進んでいくと、思わぬ怪我をしたり一線を超えてしまう可能性があります。


快楽は危険と隣り合わせなので、むしろ少し足りないくらいで止めるのが丁度いいかもしれません。


その加減がまた難しいのですが、人の体を触るなら知っていて損はありません。


誰がどのケースに当てはまるのかは実際に施術してみないと分からないので、最初はぴったり当てはめることが難しくても、徐々に形に合っていくことでしょう。


開発をする側もされる側も、焦らず冷静に体の分析をすれば中イキもドライオーガズムも達することが出来るものだと思っています。


伸び代です。


日々精進あるのみです。



じわじわ