おはようございます。
朝から刺激的な内容になりますが、えっちいとはまた違う真面目な記事なので読んで頂けると嬉しいです。
先日、お仕事の都合で性感開発と前立腺マッサージに詳しい方にお話を聞くことが出来たのでその時のことをちらりと書きます。
ドライオーガズム
人の体によって左右されるものの、一般的には「前立腺への刺激による絶頂」のことを指します。
おちんちんを直接触らないので、絶頂に至ったとしても射精は伴いません。
射精を伴う絶頂を「ウェットオーガズム」といいます。
近年AVやエロ漫画の影響か、前立腺開発に興味を持つ男性が増えたことにより昔に比べて知識を持つ方も増えました。
でもこれがいけなかった。
何を目的として誰へ向けたものかという部分に注目すると、「これから開発したい人」へ向けた内容ではないことは明らかです。
漫画は漫画、AVはAVです。
この言葉は男性ならよくご存知かと思います。
今まで「AVで女の子はこんなことをされて気持ち良さそうにしていた」と風俗でも同じようなプレイをしていたかもしれません。
しかし同時に「AVはフィクションです」「AVは大袈裟に表現しているだけです」「現実の女性に同じことをしないで下さい」という言葉も聞き飽きているはずです。
つまり?
女性の膣に指を入れてズボズボしたところですぐにイキますか?快感を得られますか?潮吹きしますか?涎を垂らし白目を剥いて絶頂しますか?
しませんよね。
男性のドライオーガズムも同じです。
女性の膣が鈍感なように、男性の前立腺もまた始めは鈍感なのです。
たしかに一般的に性感帯と呼ばれる前立腺ですが、最初から感度100%、触られるだけで気持ち良いと感じる方はほぼいません。
AVはプロなので体が出来ていますし、相手もまた体の仕組みを知っています。
漫画はそもそも架空の人物です。
現実世界の人間の体はどうでしょう?
そう考えると、「自分の体はなんで快感を得られないんだろう?」「イケない体はおかしいんじゃないか?」という疑問は前提から覆ります。
最初から強い刺激を受けると、弱い刺激を感じられなくなりどんどん激しくなってしまうんです。
感じられないのは体がおかしいから?ならもっと刺激を与えれば感じるかもしれない!!
という思考回路ですね。
でもそれで苦痛を感じてトラウマになったら意味ないですよ。
単純なお話、自分の体を理解しきれていない認識と周囲から得られた情報のズレが原因です。
その「ズレ」を修正していくことが大事。
そのためには開発における中イキや前立腺のマッサージ、脳の仕組み、エステティックな技術などの理論を理解した上で、自分の体と照らし合わせていくというトレーニングを行う必要があるのです。
理論…というと難しく感じるかもしれません。
ですが実際に体の反応を見つつ分析していくと、一定の傾向がみえてきます。
ドライオーガズムに関して間違った認識が広がりつつある中で、冷静に理論的に快楽を突き詰めることが出来れば、傷付いてトラウマになることもないのでは…と思っています。
普及出来ればいいなぁ。
なかなか難しいことですし、長い道のりかもしれません。
ただ、やってみる価値はある。
そんな気持ちで、ぼちぼち続けていこうと思います。