私も新しい契約書を読みましたが、「AV女優さんは被害者だから法律が守ります、本当に嫌だったら断っても良いんですよ、私たちが守ります!」という独りよがりというか押し付けがましい文章が乱立していて非常に読みづらかったです。


そんなに私たちを不幸のどん底にいる人間にしたいのかしら?


精神病のことも書いてありました。


今どきどんな偏見よ…と思いましたが、関係者にヒアリングせずに法案を通した結果誰も得しない後ろ向きなものになってしまったという悪い前例が出来ましたね。


説明の際、メーカーさんが申し訳なさそうにしていて居た堪れなかったです。






「差し替え問題」が深刻。


仮に女優さんが体調不良で現場に入らなかった際、代役で女優さんをたてられるのが事務所のメリットであり他の女性にとっても仕事のチャンスが増えるのですが、AV新法によってそれさえも出来なくなりました。


現場の声を聞いていなかったのかが丸分かりですね。


私も代役で頂く仕事が少なからずあったので、これには参りました。


フットワークが軽くて声を掛けやすくてNGがほぼない(虫系はアウト)フリー女優のメリットを潰された感が否めません。


誰得。


そして私は女性にお仕事を紹介するキャスティングのようなこともしているのですが、差し替えが出来ないことにより「体調が悪くても無理をしてしまう」女優さんがいるのではと想像して恐怖を覚えました。


やむを得ない理由で現場に入れない場合は事務所が代役を立ててくれるのですが、それが出来ない場合バラシです。


その日の仕事がなくなります。


リスケ(別日に調整)すればいいと簡単に言う方もいますが、一日の現場を組むために何人の人間が関わっていて人件費と労力を使っているのか、スタジオのキャンセル代の有無など機材や場所の確保もなかなか大変だったりするのです。


その日の仕事をするために断った仕事もあるかもしれません。


つまり、一つの現場でもかなりのお金が動いているということなんですね。


私が斡旋しているお仕事はAV新法が深く関わるものではないので「体調悪いなら無理しないで休んで欲しい」とお願いして別日に変更できるか調整も出来るのですが…


お金がない+責任感が強い女性だったら、多少の無理なら頑張ってしまう人もいるだろうな…と。


それでコロナだったら…うわぁ……


目も当てられませんね。


せめて差し替えの契約も盛り込んでおけば良かったのに、と思いました。


本当に誰のための法案なのでしょう。


やはりAV業界を潰したいんですかね。


本当に被害者救済を考えているなら、まず初めに業界関係者へのヒアリングをしてデータを集めるべきなんですけどね。


偏った見方がいかに多くの人へ迷惑をかけるのかという話の見本が出来ました。


事務所によって違うかもしれませんが、お金が振り込まれるのも数ヶ月先となると生活に困る方もいるはず。


そういう女性が「ちょっとしたお小遣い稼ぎ」のような気持ちで出来るお仕事を紹介していけたらいいな、と思っています。



救済にもいろんな方法がある!