先日、とある50代前半の男性と「子供の頃」のお話をしました。


何でも小学生の頃は純真無垢で年上の女性に憧れていたそうな。


というのも、


エロいことに興味が出てくるのもそれくらいだよね、という話から始まりました。


もしかしたら子供時代に心当たりがある方がいるかもしれません。


小学校6年生くらいの頃だそうです。



  • 自販機にエロ雑誌を買いに行く時はグループ
  • エロ雑誌はグループで回し読み
  • 致したページがやけによれよれで汚い
  • 裏ビデオを発見したら鑑賞会が始まる
  • 鑑賞会では体育座りで股間を隠していた
  • 年上のお姉さんにドキドキしていた
  • 先輩がやけにドヤ顔でSEXを語る
  • SEXがよく分からない


「SEXがよく分からない」とは一体…?

と思いましたが、お話を聞いているとやはり納得してしまう部分があり、懐かしいような切ないような気持ちになりました。

今でこそネットを使って色々なことを調べられますが、40年近く昔は携帯電話も普及していませんからエロい知識なんてものは雑誌や友達の話くらいでしか聞けなかったそうな。

近所の廃屋のガラスを割って遊ぶような悪ガキでもエッチなことには興味津々で、やんちゃな先輩からお話を聞くことが特に楽しかったらしいです。


「お前ら、セックスって知ってるか?」


当時その話を聞いた少年たちは、そもそもセックスとは何か分からず、でも裸の男女が気持ち良いことをしているという認識はあったらしいです。


「どこで何をするの?」
「誰とするの?」
「気持ち良いってなに?」


この疑問は裏ビデオ(AV)によって解決されるのですが、それでも女の子の体についてはまだまだ謎が多いようで「股間に毛が生えてる!!」と衝撃を受けたそうです。

しかも学校で受けた性教育は男女の発育の違いや妊娠、生理、精通のメカニズムくらいで、女性の肌そのものが新鮮で神々しかったと…


初すぎる……


裏ビデオを観た時の衝撃は忘れられない、と楽しげに語る男性を見て、私も昔を思い出してしまいました。

何してたっけ?

男子と取っ組み合いの喧嘩してたな。

エロい話に興味が出てくるのは男の子の方が早いのかもしれませんね。

小学4年生くらいに女子児童が集められ、保健体育の授業と称して生理のお話をきいてナプキンの扱い方を教わりました。

男子児童が精通の授業を受けるのはもっと後のことらしいのですが、ここで男女を分ける理由は何なのでしょうね?

先に女子児童に生理のあれこれを教えたことで、好奇心の強い男子児童がそれについてからかうという事案が発生しているのでは…と邪推してしまいます。

性が恥ずかしいものというのは、無意識のうちに刷り込まれてしまっているのかもしれません。

確かに「羞恥心」は個人を守るために必要ではありますが、学びという面ではそこまで頑なになる必要はないのかなと感じます。

体にとって不可欠な成長ですから、そもそもからかうこと自体がおかしな話なのです。

そこに疑問を抱く人は少ないと思います。






……
………


日本の性教育、やはり遅れていますね。

そろそろ男女の各部位の扱い方を教科書に載せてもいいと思うのですが、いつになることやら…ですね。



思いやりの気持ち