日本での狩猟は林業農業を営んでいる方以外原則禁止です。
(林業農業の方は自分の敷地内のみ罠の設置が可能)
合法的に狩猟をするためには、罠猟、網猟、第一種銃猟、第二種銃猟いずれかの免許を持たないといけません。
まどろっこしい言い方ですが、基本、法的に認められた猟法を法的に認められた人間が用いて行う猟しか認められていません。
ちなみに、猟銃所持許可と狩猟免許は別のものなので、それぞれ試験を受ける必要があります。
はっきり言うと、
時間もお金もかかります。
面倒くさいです。
書類の関係で病院と警察署に何回も行かないといけないので疲れますし、警察署は平日しか手続きができないので時間を作るのが大変だったりします。
お金は、初年度で300,000円くらいです。
狩猟免許費用で17,500円、第一種銃猟で所持許可と猟銃合わせて約250,000円(中古か新品かにもよる)、狩猟者登録税約16,500円+手数料、猟友会共済費14,800円(自治体により異なる)、あと細々とした備品。
そして装弾は別に購入する必要があり、これもまた警察署が発行する火薬譲渡、譲受けの許可証が必要になります。
何でも「申請→許可」です。
自宅管理の有無、どこで何を撃つのか、使った装弾の数、何をどれくらい撃ったのか、全て警察に届出をしないといけません。
過去に色んな事件があったので、厳重にするに越したことはないですね。
狩猟免許を取得すること自体は、そう難易度は高くはありません。
ただ、猟銃の所持管理保管に関して厳しい指定があるので、個人の性質や取り巻く環境によっては許可がおりないこともあります。
私の場合は大家さんから「銃を置くのはちょっと…」と渋い反応を頂いたので銃は銃砲店さんに委託していますが、装弾は自宅の装弾ロッカーに入れて厳重に保管しております。
アパートの両隣の方へ鹿肉や猪肉で作った料理を差し入れしているので、狩猟に関してはそこそこ寛大です。
↓例〈銃の保管庫の製造メーカーに対する総理府令の堅固な金属製ロッカーの規定
- 天板・側板・扉等全ての板厚が1.0ミリメートル以上の鋼板で作られていること。
- 施錠した際、かんぬき機構等によって、 扉の上下を本体に固定する構造になっていること。
- 外部から見える蝶番が切断又は取り外されても、扉が外れない構造になっていること。
- 設備の内部に鎖等によって錠を固定する装置を有していること。
- 扉を閉鎖する錠は、鎌錠等外部からの力によって容易に解錠できないものであること。
- 扉を閉鎖する錠は、かけ忘れ防止装置付きのものであること。
- 扉を閉鎖する錠は、鍵違い120種類以上の物であること。