「ピル飲んでるんなら中出ししてもいいよね?」



たまに、こういう質問をされることがあります。

私自身男性からされたこともありますし、知人が言われたり、質問を受けた女性から相談をされたこともあります。

こちらに対して真面目に返すなら、「子供ができて責任をとるつもりがないならやめた方がいい」です。


「責任取るから」

「気持ち良いから」

「すぐに掻き出せば大丈夫」



仮に責任どうこうと言い出しても、真剣な場での約束でもない限り反故にされるでしょう。


それがSEX中なら尚更、性欲を発散したいがための詭弁なので要注意。


まぁ、ピルを飲んでようが、飲んでなかろうが、こんな低レベルな質問をする相手と避妊具なしでSEXをすること自体リスクが高すぎて無理です。


私は「誰にも迷惑かけなければお互いSEXを楽しんで良い」と言っていますが、だからといって相手が誰でも良い訳ではありません。



 

 

 

 


アフターピルに至っては「中出しした後でも使える」ことから、その使用意図を勘違いしている方も多いです。


不思議ですね。


私自身、本来は「望まない妊娠を防ぐため」に使われるものだと思っています。


(相手を妊娠させることなく中出しを楽しみたいのであれば、パイプカットすればいいのに)



まずは低用量ピルのお話をします。


確かに低用量ピルは避妊効果が高く、場所によっては安い値段で購入できます。


便利ですよ。



慣れるまで大変ですが。



一時的ですが、副作用による頭痛、吐き気、むかつき、むくみ、乳房の痛み、不正出血に悩む方も少なくありません。


しかし、低用量ピルは月経不順の改善、過多月経の改善、月経前の不快症状であるPMS(月経前症候群)の改善、その重症型であるPMDD(月経前不快気分障害)の改善、肌荒れの改善、月経痛の緩和という効果があることを知る男性は少ないでしょう。


生理は女性特有のものなので、男性が知っていると変に思われるのでは…と心配するでしょうが、逆です。


ただでさえ生理の時期は神経が過敏になる方が多いので、そこに自分の体を気遣ってくれる男性がいたら好感度は爆上がりします。


「この人は女性の体を気にしてる人なんだ」という女性への優しさが窺えるのはかなりポイントが高いです。


こういうのを中学校の保健体育の時間に教えれば良いのに、何故やらないのか不思議でなりません。



正しい性知識を学ぶことは恥ずかしいことではありません。



例え恥ずかしくても、間違った知識で誰かを傷つけるよりも全然マシです。


ちなみに、途中でパイプカットの話をしましたが、既に切断してある精管を再度繋ぎ直す手術も存在するのでご安心ください。




パイプカット再建術、で調べてみてね