※必ずしも「こうである」といった記事ではありません。




自己肯定感が低い人は自分を責める傾向が強いが、それはあなたが悪いわけではない。



「卑屈だから」
「頭が悪いから」
「不器用だから」
「性格が暗いから」
「能力が低いから」
「お話がうまくないから」
「恥ずかしがり屋だから」



自分ではこう考えているかもしれない。

しかし実際はそんなことはない。

自分から見た自分と、周りから見た自分は違う。

主に幼少期、親の影響を強く受けてしまったことが大人になっても忘れられない。

言い方を変えると、毒親の影響下から抜けられずにいるということ。



毒親とは?

毒になる親の略で、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念。



「こうしろ、ああしろ」
「お前の考え方は違う、正しいのはこっち」
「だからお前はダメなんだ」



つまり、「自分はいいけどあなたはダメ」という親の元で育つと、自己肯定感が低く自分で決めることができない人間に育つことが多い。

そのまま大人になると優柔不断で人の顔色を伺うようになる。

ある程度なら通常範囲に収まるが、精神を病むレベルで人の顔色を伺っている場合は、毒親からの刷り込みの可能性が高い。

拒絶されるのは誰しも怖い。

けれど日常生活に支障が出るのはおかしい、ということに気がつかない人もいる。

社会に出て自立し、周囲の人と自分と何か違和感を感じることもあるだろう。


「もしかして…」


気づいた人は行動に出た方がいい。

もちろん、単に教育熱心なだけの親もいるだろう。

毒親にも軽度、重度、そして方向性も様々だ。

けれど子供が苦痛に感じているのに、それを強要するのはやり過ぎだ。

子供が受け入れやすいように、伝え方を変えるかそもそものやり方を変えることを推奨する。


自己肯定感を高めるためには、まず自分が自分を「認める」必要がある。



「人は人」
「自分は自分」
「自分はこうでいい」



理想は「自分もオッケー、あなたもオッケー」になること。


そもそも、子供の頃と今のあなたは違う。

自己肯定感が低いのはあなたのせいではない。

「卑屈」までいき過ぎると、人間関係にも影響が出るかもしれない。

自分を認めることは「甘やかす」とは違うものだが、今まで自分を厳しく律していた人は少しなら甘やかしてもいいと思う。

大切なのは「学ぶこと」。

「自分は自分、これが自分」と言えるようになれれば上出来だ。


否定しかしない人とは、そっと距離を置こう。