これから調教を始めます、と言われても、具体的に何をされるか分からないと不安ですよね。


よほどドMな方の場合は最初からアイマスクをして、何をされるか分からない状況に滅茶苦茶興奮していることもありますが、少数派です。


基本的な流れとしてはマッサージから徐々に性感帯を探っていく感じです。


この段階ではまだ乳首や局部は触りません。


アナル開発の場合はまた順番が変わりますが、流れは大体同じです。


個人の反応を見つつ、強弱をつけたり触る部位を変えたり、人によってはねちっこく触り続けたりします。


「そろそろ乳首を触って欲しい」と言われても、もう少し焦らします。


Mの方は焦らし耐性があるので、すぐに触ると「えっ、もう触っちゃうの?」と逆に興奮の度合いが冷めることがあります。


なので、SはMが「本当に嫌がっているかどうか」を見極める目を養わなければいけません。


出会ってまだ日が浅かったりどちらかが優勢になる主従のような信頼関係の場合、いや良いやよもなんとやらのすれ違いが起きやすいのでご注意下さい。


面倒くさい、と思う方もいると思います。


手間がかかるのは本当ですが、それくらい気をつけて調教しないと信頼関係は築けないものだと思っています。


だから、最初に行うのが「全身の感度の確認」なのです。


性癖の確認といっても良いでしょう。


巷で色々と騒がれていますが、主に自分の意思で調教されたいと思っているのか、誰かに言わされてはいないか、といった強要問題ですね。


私にとって、Sというのは「サービス」「奉仕」と同じ意味なので、サディストとはまた違うものになります。


撮影での鬼畜や豹変はほぼお芝居なので、あまり本気にしないで下さいね。


女の子を泣くまで叩いたり虐めるのは趣味ではありません。


あっ、でも男性の困った顔は好きです。


と言っても社会的な地位や金銭が絡んでの困りごとではなく、「気持ちいいけど感じちゃうどうしよう」的なアレです。


一方的に虐げるタイプのSが目立つので、私のような奉仕型のSはどれくらいの人口に存在するのかも分かりません。


優しい支配型…?


支配するのは好きではないので、それも少し違いますね。


もしかしたら、愛玩の意味で愛でたいのかもしれません。


なるほど、独占欲。


Mが知らないところで怪我や病気をしたら多分無茶苦茶心配すると思うのです…


全身の感度の確認も、身体チェック的な意味で「大丈夫?大丈夫?」としているのかもしれません。


私自身はMではないのですよ。


ちょっと歪んだ愛情表現というか、まぁ「そういう対象になった人」にだけは特別というか。


だから私のマッサージを受講、施術を受ける方には、「悪用しないで下さい」とお伝えしています。



もし間違ったことをした場合、信頼関係が崩れるのはあっという間なので、普段から気をつけなければなりませんね。




思いやり大事