こちらの記事、内容についてご存じの方はいらっしゃいますか?


映画監督によるワークショップで、立場を利用したセクハラが問題になっています。


セクハラというよりも「性被害」と言った方が事の深刻さが分かると思います。







「芸能界は一般の企業とは違う」と言われても嫌なものは嫌ですよね。






  ワークショップの実態?



私も過去にワークショップに参加していましたが、今はすっかりご無沙汰です。


というのも「ただの勉強会ではない」ということを身をもって知ってしまったからなのですが、純粋にお芝居の勉強を目的とした人間にとって完全に場違いなものであるからです。


「お芝居は難しいけど楽しいな、もっと知りたいから勉強しよう」といった具合でした。


お芝居を勉強したいなら学校に行けば、と思うでしょうが、正直学校よりも現場に出た方が学べることはたくさんあります。

(教育機関を軽視しているわけではありません)



そういう意味で、第一線で活躍している監督から話を聞ける、指導してもらえるワークショップというのはとても大切な場だと思っていました。



しかし、参加者から聞こえてきたのは…



「顔を覚えてもらえたかもしれない」

「監督のお気に入りになるにはどうすれば」

「監督の次回作で役をもらうには」


という会話でした。


その時の私の率直な感想は「え?お芝居勉強しにきたんじゃないの?」でした。


その監督の作品に出た別の役者の方から「お前は選ばれなかった!ははん!」という謎のマウンティングもされました。


後から知ったことですが、ワークショップは「その監督の作品に出たい人が役を取りに行くオーディションのようなもの」「お金を出して監督にコネを作りに行く場所」で、私のような考え方の人はいるにはいるけど少数…とのことでした。


誤解を与えてしまったら申し訳ありません。


もちろん全てのワークショップがそうであるわけではないでしょうが、いかに私が無知で愚かだったかと自覚して恥ずかしい気持ちになりました。


確かに、「もっと大きな場で活躍したい」「色んな人に自分の名前を知ってほしい」という気持ちも分かります。


ただ、その欲求があまりにも強すぎると、榊英雄監督や木下ほうかさんのように立場を利用する人間にいいようにされてしまうのでは…とも考えてしまうのです。


セクハラ•パワハラの温床になっている、というのは、そういった業界の風習にも問題があるのかもしれません。





  望まない性行為の強要



すいません、少し言葉が汚くなります。



「分かるでしょ?」「降板させるぞ」「仕事欲しいでしょ?」の類の言葉の罠で性行為を強要する男性は、自分に自信が無いのかもしれないというのが私の考えです。


だって身一つで勝負してない。


仕事をダシにして女性に迫るって物凄く格好悪いと思うのです。


というかそもそもレイプじゃない?


犯罪じゃない?


みたいな。


そんな性行為、気持ち良いと思えないのは私だけでしょうか。


とてもつまらないSEXになるでしょう。



 






一般的に見てエロいことを仕事にしている私が言うのも突っ込みどころ満載かと思いますが、仕事は仕事なのでそこに私情を挟むのは二流だと思っています。


立場を利用して性行為の強要とか、気持ち悪くて無理です。


AV業界もあったんですよ。

(今もあるのかな?)


立場を利用して撮影じゃないSEXをする人。


新人さんは分からないから拒否も出来ないし、「隠しカメラで撮影してるから」と言われてしまうとどうしようもないんですよね。


事務所がそういう教育をしていないから…というのもありますが、フリーランスの方はそもそも守ってくれる組織が少ないですから。





これからも悪しき風習が露見されていくと思いますが、道のりは長いですね。