昨日の撮影の話です。
ネタバレにならない程度に話します。
現場の人数が多い場合、撮影した映像を確認するのは主に監督なのですが、昨日は私もチェックしながら進行していました。
特撮の醍醐味といえば、美しいCGですね。
といっても編集で後付けされるものなので、撮影段階ではお芝居です。
ドラマと違い、結構大袈裟にやります。
下手にリアルな大人しいお芝居だとCGに負けてしまうので、笑えるくらい大袈裟にしました。
びっくんびっくん
がくんがくん
「あばばばばばばばばば(あれ…これいつまでやってればいいんだろう)」
痙攣の動作も微妙に変化をつけているのですが、3分ほどがくがくしていると「次どうしよう?」となるんですよね。
なので、まず顔、次に体、次に胸、脚、そして顔に戻り舌をだらんと出しながらぶるぶるがくがくしていました。
カメラを止めた後、声にならない笑いが…
映像をチェックしてみると、なんと胸の上下運動が異常に激しい。
そしてこちらのボコボコに殴られた痕ですが、もちろんメイクです。
ここで裏話、血糊を持ってきていなかった私が使ったもの…
口紅です。
固形ではない液体タイプのものなのでいけるかなと思って試してみましたが、鮮明に発色されて予想外に良かったです。
よく見ると鼻血らしきものも出ているのですが、こちらも口紅。
鉄臭さではなくバニラの甘い香りがしました。
可哀想なくらいぼこすか殴られていたので、実際なら顔面ぐちゃぐちゃになりそうなものですがそこまでやるとグロですからね。
あくまで殴られた痕、というほんのり血糊とアザ程度。
楽しかったです。
いつの間にか悪役メイクや傷痕、アザメイクが出来るようになっていました。
解せぬ。
でもこういう技術も活かせたらいいなぁと思います。
ちなみにこちらは特異点心監督の作品なので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい
リリースが今から楽しみです。