セクシー女優っていうと、大体イメージされるのは全裸とか巨乳とか巨尻とかアヘ顔とかイキ顔とか責められてる時の喘ぎ顔がある。
とりあえず綺麗で可愛い、色っぽい表情と声。
でも他の現場に行くと表現の幅が無限大なことに気がつく。
まず舞台でズタボロにされる。
自分の表現力の無さに絶望する。
それで、私は微妙に負けず嫌いだからとにかく色々頑張る。
次にVシネマ、ピンク映画の現場。
セクシー女優の人がメインだけど、取り巻く俳優陣の演技力の高さに驚く。
そこで思ったことがひとつ。
格好つけて演技するのが必ずしも正解じゃないってこと。
木村拓哉さん、藤原竜也さんは何をやっても本人っぽさが消えないけど…
中居正広さんは好きなんだよね。
「私は貝になりたい」の中居正広さん。
作品が作品だけに怖いシーンもあるんだけど、「中居正広」が完全に消えてるところ。
芸歴が短い私が言ってもアレなんだけど、背筋がゾクゾクしてすごく良かった。
もしかしたら編集の仕方なのかもしれないけど、映画で恐怖をほとんど感じたことがない私にとっては衝撃的だった。
観ている人を役に引き摺り込むって感じ。
決して格好いいばかりの役ではないのに、恐ろしいシーンの無機質な表情が格好良く思えた。
その場の空気すら味方にしている感じ。
みてくれで誤魔化せるようなものじゃないんだろうなぁ…
という訳で、私は開き直ることにしました。
そもそも飛び抜けている部分がないので、開き直るしかなかったのですが。
そのおかげでちょい役でも現場に呼んで頂けるのでありがたいですね。
「何言ってんだコイツ」と言われそうなので、ひとまずこんなところで。