モラハラする人は、「虐げてもいい」「見下してもいい」「操作しやすい」「依存しやすい」人を見つける観察眼が異常に上手かったりします。



以下の言葉に、引っかかるものがありませんか?



 

 




気がつきましたか?



これは全て強要の言葉なのです。



ポイントとしては「みんな」「お前のため」の単語があること。



みんなって誰。

じゃあ何かあったら責任取ってくれるの?



と言ってやりたいですね。



頑張っていても疲れた時は休んでいいし、一度決めたことでも別の考えに至ったなら辞めてもいい。


とりあえず3年?どういう意味の「とりあえず」なの?


ミスから学習しないのは良くないけれど、覚えるまで失敗していいし人に聞いて確認するっていう手もある。頼れる人は頼っていい。


最後の…


お前の為って、何様のつもりで言ってるん?神か?親か?




ここでひとつ、お話です。



世界各国の国民性を笑うエスニックジョークのひとつに「沈没船」というお話があります。




早く飛び込め! 



ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。


船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示しなければならなかった。


船長はそれぞれの外国人乗客にこう言った。

アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ」
イギリス人には「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則となっています」
イタリア人には「飛び込むと女性にもてますよ」
フランス人には「飛び込まないでください」
日本人には「みんな飛び込んでますよ」

早坂隆『世界の日本人ジョーク集』より




このジョークは笑い話ですが、逆に言えば「多数派の意見に自分の意見を飲まれやすい」ということなんですよね。



白でもみんなが言えば黒です。



超怖い。



支配する人は言葉をうまく使って人を追い込むことが得意です。



しかしその言葉に違和感を覚え矛盾を見つけることができれば、その支配から抜け出すことは極めて簡単です。



自分一人で難しいなら周りの人に手伝って貰えば良いだけですから。



そもそも「人を見下す、支配したがる、群れで強さを示したがる」方は実は精神的に幼く臆病でプライドが高い傾向にあるので、真正面から正論を叩き込むと逆効果です。



プライドの高さゆえに人を巻き込む、嘘をつく、幼いゆえに同情心に訴える、臆病ゆえに思い込みを現実のものとして相手に刷り込む、怒鳴る、暴力を振るう、などなど面倒なことに発展します。



周りの人に手伝ってもらうなどをして証拠を集め、その人から絶縁の言質を取ればあっさり解決します。



要するに馬鹿正直に向き合うだけ無駄な相手です。



会社でモラハラをされたら人事よりも労働基準監督署へ。



言われた言葉、日時、状況、被害状況、自分の体調のメモを忘れずに、録音したデータなどがあればそれも立派な証拠になります。



男女間のモラハラに関しても有効なのは、日記をつけることです。



記録ですからね、色んな意味で役に立ちますよ。



どこの職場でもある人間関係の悩みですが、対処法が分かれば少しは心持ちも軽くなるかもしれませんね。