こんばんは、お疲れ様ですニコニコ


今日は先日料理監修したピンク映画の試写会に参加しました。


「私ちょろっとしか撮影参加してないけど大丈夫なんだろうか…」


と不安になりつつ…


楽しんでました。


いえね、やはり自分の料理がどんな風に使われているのかも気になるのですが、一番は「どんな風に編集されてるのかな?」という部分です。


料理監修なので、例えばハンバーグを捏ねる手だとかパン生地を作る手順だとか、その部分も指導する必要があればします。


が、今回は完成した料理が必要だっただけなので私がカメラ周辺にいる必要はありません。


作った料理を盛り付けして提供だけの現場の場合はうろちょろできません。


「演技の勉強したいので、見学しても良いですか?」と監督やスタッフの方にお願いして許可が下りた時は見学することもあります。


濡れ場はもちろん女優さんと俳優さんの許可も貰います。


見られたくない、恥ずかしい、という方もいらっしゃるのでそこは見学しません。


編集されたものも勉強にはなるのですが、現場では実際にどういう動きをしているのかも気になるので…邪魔にならない範囲で現場を見学しています。






フードコーディネーターの仕事

「折り合い」をつける 


私は自分でイベントを企画して料理を提供するわけですが、映像作品の中の料理となると話が変わります。



料理はストーリーを彩るための飾りです。



作風にもよりますが、「絵として欲しい」だけの場合もあります。



美味しさは重要ではないです。



その場合はストーリーに合った食材が使われているか、コンセプトに沿った料理であるか、彩りなどに重きをおきますが、味はぶっちゃけどうでも良いのです。



しかし私はできれば美味しく食べてもらいたい。



ということで、予算の範囲内で美味しく作る方法を模索しつつカロリーも視野に入れて料理を作ります。





どの程度本気出す? 



例えば料理人は「爪は白い部分が消えるくらい切る」が鉄則です(私がいたところでは)



爪の間に雑菌が入っているため、爪が長い人は厨房に入れないこともあります。



役者さんにどこまで求めるか?という話でもあるのですが、これはどの業界でもある問題ですね。



正直言うと監督次第です。



着付け…あるじゃないですか。



これも作品次第ですが、ただ形が綺麗なだけの着物姿なら、ズレないようにタオルを入れてがっちがちに補正します。



絡みのシーンがある場合は、入れません。



というより入れられない。



脱がしている途中にタオルがボロボロ出てきたら萎えますよね。



しかし帯の上に胸がどんと乗っていると、どうも美しくならないのです。



これもある意味「折り合い」ですが、見せ方によって内容を変える必要があるのが難しいところですね。





反省の繰り返し 


完成した作品を見ると、「こんな風に出来たかもしれない」「あの料理の方が良かったのか?」「お皿はこっちの方が良かったかも」と反省点ばかり見えてきます。



撮影自体は本気で望んでいるのですが、もしかしたらを考えるとキリがないのです。



後悔ばかりのものもあります。



仕事なので、その時その時で本気で取り組んでいるのですが…ままならないものですね。



反省と修正を繰り返して、次の作品はもっと良いものにするぞ!



という気合を大切にしています。