こんばんは、お疲れ様です。


人にマッサージをする際、いつも考えることがあります。


それは、「いかにリラックスしてもらうか」です。


こういうお仕事をしていると、色んな方にお会いします。


お仕事もそれぞれ、性格もそれぞれです。


施術する私が「悪い人じゃないよ、無害だよ〜」と言ってもその人に感じてもらわないと意味がありません。


リラックスしてもらう…


私が気をつけるようにしているのは「室温」「部屋の暗さ」「香り」「音楽」の4つです。



室温

お部屋が寒かったり暑かったり湿度が高くてじめじめしていると落ち着きません。


むしろ具合が悪くなる場合もあるので、「お部屋が寒い、暑いかの確認」は必須。


基準は自分ではなく、常に相手。


お風呂から上がって裸でマッサージを受けていると冷えてくる場合もあるので要注意。




部屋の暗さ

眩しいくらい照明がギラギラしていたら、落ち着かないですよね…


足元に段差があるお部屋もあるので、暗くしすぎないように注意です。


暗い方がマッサージを受ける方の羞恥心が軽減されるのですが、「何をされるか分からなくて怖い」という一面もあるので一言確認すると良いと思います。




香り

女性は香りに敏感な方が多いです。


嫌な匂いなら最悪吐き気や頭痛といった体調不良に繋がりますし、逆に良い香りなら自律神経が整うので精神的に落ち着くでしょう。


↓私はエッセンシャルオイルを使うようにしていますが、ホテルのコンセプトによっては既にお部屋に香っていることがあるので、その時は使いません。


良い香りでもミックスされると変な香りになってしまうので。



音楽

お相手の方の希望が特にない場合は、ヒーリング系をオススメしています。


接骨院で流れているようなクラシックでも良いですし、波の音、川の水が流れる音もリラックスできる音楽のひとつです。


もちろん音楽なしでも大丈夫なのですが、人によっては無音が気まずいと感じたり、恥ずかしいと感じることもあるので、その意識を逸らす目的もあります。


私の場合、通常のマッサージでは相手の方を眠らせる勢いで集中しているので私の耳に音楽は届いていません。


施術中は全てにおいてお相手が優先されます。


そのため、うっかりしていると2時間以上同じ体勢をしている…なんてこともあります。


※音楽を流す場合は、自分の集中を妨げるタイプの曲は選ばない方が良いです





まとめ


リラックスしてもらう時に、「リラックスしてくださいね〜」というのは野暮というものです。


相手の方の一挙一動から察して、心地よい空間を提供できるように精進の毎日です。