こんばんは、お疲れ様です。

女風の講師をしていると、色んな男性とお話する機会があります。

そこで私が思うことを書いていきたいと思います。




普段はやらない?


びっくりするのは「恋人、奥さんに対してここまで愛撫はしない」男性が多いという事実。


まぁセックスする前にいちいち40分近くマッサージはしないですよね…


下手したら気持ちよくてそのまま寝そうですもの。

私が行っている性感開発は、まずマッサージから入ります。


これは全身の血行を良くし、老廃物を流して女性の感度を上げるために行います。


もちろんリラックスしてもらうことが一番です。



手を上手く使う


私の行うマッサージは、筋肉をほぐすためのものとリンパを流すためのもの、そして女性の性感帯を刺激し焦らすためのものと3種類あります。



筋肉をほぐすためのものはそこそこ力が必要です。


私のような女性が女性をマッサージする場合はそこそこの力ですが、男性の場合は普段の半分以下くらいの力で良いと思います。


女性の体は男性が思うよりもずっと弱いです。


力加減を気をつけないと、揉み返しの痛みでマッサージが嫌な思い出になってしまいます。



リンパを流す時は、もっとずっと弱くゆっくり、撫でる程度で十分です。



というのも、リンパは皮膚のすぐ下を通っているのでそれほど力を必要としないからです。


ここで説明するのは皮膚のすぐ下にある浅いリンパ管のことですが、リンパ液は血液よりもゆっくり流れているので、ゆっくり優しく流してあげた方が効果が高いのです。



性器は触らない



私がもっとも重要視しているのは、女性の背中を触れる時の指の使い方です。


性器は一切触りません。


普通のマッサージで血行を良くし感度を上げ、性感で快感を味わってもらうことが大切です。



といっても、背中を愛撫してもらうことは少ないと思うので、最初はむずむずすると思います。



くすぐったがりの方は指を這わせただけで悶えるはずです。



何故性器を触らないのかというと、焦らすためです。



女性の体は繊細


普通のマッサージはほどほどに。

リンパマッサージは撫でるように。

性感マッサージは緩急をつけて優しく。



性的な趣向がそれぞれ違うように、性感帯も人によって違います。



女性の皮膚は柔らかく、爪で引っ掻いた程度で傷が付くくらい繊細です。



一言でフェザータッチといっても施術する方の手の使い方によって感じ方も変わってくるのは、性感ならではのものと思います。


 


緩急をつけるとは?



最初から強い力を加えすぎると、刺激に慣れてしまい、逆に感度が下がります。



これは非常にもったいないことです。



せっかくマッサージで感度を上げたのですから、「ここからどんな風に触ってもらえるのかな?」と女性にドキドキしてもらった方が施術している方も嬉しいですよね。



  • ふわっふわっ、と指の腹で触る
  • 首筋は裏手にしてさらりと撫で上げる
  • 五本指を使ってつつつ、とゆっくり触れる
  • 反応を見て少しだけ皮膚に圧を加える
  • 触れている間は音を立てて体にキスをする

などなど…

共通しているのは、速さです。



性感において、速く触るのはご法度です。



何故ならくすぐったいから。



それとムードがないからです。



私も実際にされましたが、リンパマッサージが終わって性感に入る時、すっすっすっ、という触り方をされて「ああ……」と残念に思ったことがあります。



喘ぎ声を出せるような雰囲気じゃなくなるんですよね。



最初に「背中を触って焦らしてほしい」と言っても、いざ施術に入ると忘れられてしまうこともあります。



普段されないようなことをしてもらえる、というのが性感の良いところなので、施術する側はある程度の記憶力も必要になります。




まとめ


性感を行う上で大切なのは、人に対する思いやりを持つことです。


「ここをこうしたら気持ち良いかな?」


と自分で考えることも良いですが、様子を見て「痛くないですか?」「続けても大丈夫ですか?」と気を遣える人であれば、女性にも安心してもらえますよね。