性に関する良いニュース、あまり聞かないですよね。

それなんですよ。

皆が皆の目を気にして言わなくなってしまっている原因。

「性的なことは恥ずかしい」

そういう認識。

生理に関することも、恥ずかしいから言えないという女性は多いと思います。

でも、近年は変わりつつあります。



↓生理の苦痛や弊害を分かりやすく物語にした作品です。
生理ちゃんという映画は、女性特有の生理の痛みを可視化し、その時の精神状態や職場での立場などを絡めて分かりやすくまとめた作品です。

名前は直球ですけど、ドスッと刺さります。

生理ちゃんだけではなく「童貞くん」も登場します。

名前の通り、異性に興味を持つ男の子の複雑な気持ちです。

「夢精しちゃった」
「女子ってなんかいい匂いするよな」
「柔らかくてふわふわで」

思春期のカップルの葛藤、透ける下着、首筋、胸元から見える谷間…

「確かにこんなこともあった」と思えるシュールな場面もあります。

そして、学校や会社で言われる「たかが生理くらいで」の言葉の重さもよく分かります。


そう、日常なんです。

異性に興味を持つのも恥ずかしいことではないし、生理だって夢精だって体にとっては必要な現象です。

言いにくいことではありますが、おかしいことではありません。

周囲がそういうイメージを作り上げてしまったせいで、「もしかしたら自分の体はおかしいのでは」と不安になる人が多いと思うのです。

セックスに関してもそう。

ちゃんとした知識を持てば不安になることもないのに、義務教育で「理性的な一本道」しか教えないせいでどこからか妙な技術を覚えてくる人が増えているのです。

セックスはマナーです。

お互いの体の大切な部分に触れるわけですから、礼節をもって触れるべきだと思います。

礼儀として、異性の体に触れる時の注意点を学べは恥ずかしくないですよね。

今は授業に組まれているか分かりませんが、人間性や倫理観を確立させるための「道徳」や、体の仕組みについて学ぶ「保健」、体の使い方を学ぶ「体育」。

日本人は潔癖ですが礼儀を重んじる方が多いので、これからはそういう風に教育に取り入れるのも性差別や性的被害を無くすための新しい道なのではないかな、と思いました。