舞台「死刑島」
「死刑島」と呼ばれる孤島の収容施設の一室で目覚める8人の男女。
彼らは殺人罪を犯し移送されてきた確定死刑囚だった。
お互い名前もわからない8人はそれぞれ好きな漫画キャラをニックネームで名乗る。
謎の声の人物からのパズルゲーム、毒入りペットボトル…疑心暗鬼がそれぞれの中に生まれ、過去の罪状と心のうちを吐露しながら一夜明けると一人ずつ姿を消していくーーー
脚本•監修を剣名舞さん。
脚色•演出を小堀智仁さん。
音楽を渡辺みやこさんが担当されました。
この舞台は再演なのですが、私、実は2019年10月の「死刑島」も観ているのです。
会場や演出は違いましたが、演者も総入れ替えでどちらも違って全部良いですね。
公演時間は110分で途中休憩なしの長丁場でしたが、目まぐるしい展開に食い入るように物語に入ってしまったため、時間の感覚はありませんでした。
何回でも観たい作品です。
が、今回は公演期間の7/7からずっと仕事が入っていたため叶わず。
悔しい…
死刑囚の一人、メグミ役の武井美緒さんと舞台でご一緒したことがあるのですが、彼女の演技力の力強さといったらもう!
この作品、死刑囚の一人一人が強烈な過去を持っているのですが、他の皆さんにも負けない「武井美緒さんのメグミ」だなと思いました。
役に飲まれるのではなく、武井さんが役を飲み込んで演じている。
武井さんであって武井さんではない。
千穐楽行って良かった!!
衝撃のラスト
ネタバレはしません。
が、一度観て知っているのに演出が変わるだけで雰囲気も違うのがとても不思議に感じました。
前回は「訴えかけるラスト」
今回は「訴えかけた先の切ないラスト」
安楽死とは何か、死刑制度とは何か、人間とは何か、豊かさとは?真面目さとは?理不尽な人生、不幸な人生、恵まれた先の転落、人間の醜さとは?愛とは?
自分の人生観、人の人生や考え方、他人同士の結びつきや職業、貧富の差…そして人の心の弱さ。
胸が痛くなって目を背けたくなるようなシーンがいくつもありました。
人間の社会の縮図のような内容だったと思います。
権力、富、名声、賄賂、コネ。
でも目を背けてはいけない、これは見ないといけない現実なんだ。
そう思わされる素晴らしい作品でした。
まとめ
コロナ禍のため演者さんと写真を撮ることは叶いませんでしたが、剣名さんに簡単にご挨拶して帰路につきました。
武井さんともお話したかった…
写真撮りたかった…
ですが自分勝手に接触しても迷惑をかけるだけなので、ワガママは言いません。
無事に千穐楽を迎えることができて良かった!
改めて、素晴らしい舞台をありがとうございました。
来年再来年に再演されたらまた行きます。
『舞台「死刑島2021」を観劇しました』
— 性感開発師🐣志摩ことり (@1208kotori) 2021年7月11日
リアルすぎて泣きそうになりました…
愛を詰めて感想を書いたので、ご覧になって頂けたら嬉しいです🙏✨#アメブロ
#琴莉#舞台#死刑島2021
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