日本の性教育は遅れている、と言われていることをご存知でしょうか?


生理のメカニズムや妊娠について、思春期の間に起こる心身の変化、避妊具の必要性などは学校で学べると思いますが、その教育の中には「セックスについて」学ぶ項目は入っていません。

異性の体に興味を持ち始める年頃なのに、何故セックスについて正しい知識を学ばせようとしないのか、私は疑問を持っています。

間違った知識を取り込んでしまい嫌な経験をしてしまった人も、私含めて少なくはないと思います。

そこで、何故学んだ方が良いのかを少し書かせて頂きます。



人の心を考えることができる

性欲と感情は必ずしも比例するわけではありません。


好きだからセックスがしたいのか、単に性的に興奮したからセックスがしたいのか、それだけでも印象はガラッと変わります。


もちろん世の中には好きな相手じゃなくてもセックス出来る人はいますし、それを良い悪いと決めつけることはしません。


人は相手を思いやることができます。


でも、それをしようとしない人もいます。


無理矢理セックスされている時に濡れてくることがありますが、あれは女性の体が持つ防衛本能です。

濡れていない膣に無理矢理入れられたところで快感は得られません。


膣、子宮は女性にとって大切な部分のため、傷付けられては堪らないと本能が働くのです。


つまり気持ち良くなくても濡れます。 

痛くても濡れます。


AVでの陵辱、強姦、レイプものである「無理矢理ヤられて感じてるぜコイツ」的な発言は演出であり、レイプ願望のない一般的な女性にそんなことをしたら確実に嫌われますのでご注意ください。


今後のセックスは拒否される可能性があります。


そもそも濡れる濡れないで快感の度合いを判断するのはTPOによっても変化するので、なかなか難しいと思います。




女体の基本的な触り方を知る

女性の体は男性の体と比べて筋肉量も少なく、体力も多い方ではありません。


日常生活を送る際の力加減も微妙に違うでしょう。


肩、胸、腕、お尻、脚、女性特有の柔らかさは男性にはない部分です。


触り方ひとつで「痛い」と感じることもありますし、ましてや膣に指を入れるとなればより力加減に気をつけなければなりません。


爪の長さ、削れ具合、ささくれも気になりますね。


男性はもちろんですが、女性も綺麗に整えた爪であっても男性に触る際には爪を立てないよう、爪が肌を傷つけることがないよう配慮する必要があります。


乳首の触り方、舐め方も色々あることはご存知ですか?


舐め方は「吸う」だけではなく、


  • 下の先端で乳首の根元を舐める、吸う
  • 口を窄めて先端だけを吸う
  • 唇で乳首を挟む
  • 歯と下で根元を挟む
わざと舐めて濡らしてから息を吹きかける、程度でも感度の高い方は感じます。

ですがずっと舐めている、触れているのも実は良くありません。

乳首部分の皮膚は薄く、濡れるととても乾燥しやすいので、ずっと触っていると皮膚が裂けて血が滲むことまであるのです。

女性の体は優しく触ることを心掛けましょう。




脳の違いを学ぶ

「男は論理を重視し、女は感情で判断する」

という言葉を聞いたことはありますか?


男女は脳の構造が違うため、機能もまったく違います。


日常会話における「男って〜」「女って〜」は社会に出ると自然に理解できるようになりますが、経験が浅い頃は未知のものといえますし、「そういうもの」だと定着するまでに時間もかかります。


しかし、前情報として「そういうもの」があるということを学んでおくと、どこかですれ違いが起きた時に激しい問題にならなくて済むかもしれないのです。


良いところだけではなく、お互いの悪い面も知ったうえでより良い関係を結んでいくのが理想ですね。




まとめ

前戯技の座学があっても良いと思います。

 

 


↓オススメ本です。

男女の脳の構造の違いが分かりやすく書かれています。