セックスの最中に膣が痛くなることを性交痛といいます。
愛液がすぐに乾いてしまったり分泌量がもともと少なかったりすると、モノの出し入れや挿入の際に痛みが伴います。
「唾液でいいんじゃない?」
ありがちな唾液ローション。
実はかなり危険です。
口の中の細菌には、カンジダ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌など、全身疾患の原因菌も含まれていて、免疫力の低下とともに増殖し、病気を引き起こすこともあります。
もちろん唾液にもこれらの細菌は含まれています。
「じゃあ舐めるのもダメなんじゃないの?」
ダメではありませんが、セックス後にかならずトイレに行って下さい。
女性は男性と比べて尿道が短いため膀胱に細菌が入りやすいのです。
つまり膀胱炎になりやすい。
舐めている際に唾液が尿道に入り込み細菌を膀胱に届けてしまうので、膀胱に届く前に排泄をして細菌ごと流してしまえばさほど大事にはなりません。
「他の細菌は?」
人間の体には100兆個を超える数の微生物が存在します。
大半が細菌ですが、常にいて普段は害をなさない細菌のことを常在菌といいます。
私たちの体が健康なときは問題ありません。
体の免疫細胞が上手く働いてくれているので、常在菌とは共生関係にあります。
怖いのが体調を崩した時です。
「どういう時?」
風邪をひいている時、睡眠不足の時、あまり食事を摂っていない時、女性は生理の時もです。
体調を崩していると、体内の細菌バランスが乱れ健康時のように機能しなくなります。
「働く細胞」という漫画で分かりやすく説明されているのですが、体が弱っている時に細菌やウイルスは深部まで入り込もうとします。
普段から健康を心掛けることは、実はセックスライフにまで影響しているのです。
「性交痛って大きさとか関係する?」
もちろん関係します。
男性のモノが大きすぎる、女性の膣が小さすぎる…人間の体は人それぞれです。
しかし、挿入前の愛撫や挿入後のほぐし、ローションを活用することで軽減することができます。
「膣の中はどうやって綺麗にするの?」
水道水で膣内をじゃぶじゃぶ洗うのは、健康を保ってくれている常在菌まで洗い流してしまうのであまりオススメしません。
膣の中は細菌の繁殖を防ぐために酸性に保たれていますが、洗い流してしまうと細菌が増えて臭くなります。
潤滑ゼリーとしても使えるのが、こちらですね。
乳酸菌が含まれているので、膣内は酸性に保たれたままです。
膣の匂いが臭いって結構ショックですよ…
確実にセックスに影響しますから、デリケートゾーンのケアはしっかりした方が良い女になれます。
まとめ
知人が膀胱炎によくなるので、記事にしてみました。
知っていてなるのとならないのとでは全然違いますし、膀胱炎は癖になりやすい病気なのでならないのが一番ですよね。
何よりあの残尿感…
泣きそうなくらい辛いので。
唾液をローション代わりにすると膀胱炎のリスクが高まるので、なるべくちゃんとしたローションを使うことをオススメします。