「怒ってはいけない」という訳ではありません。

  • 理不尽に怒られた
  • 思い通りにいかない
  • 仕事でうまくいかなかった

むしろ喜怒哀楽という感情はあって当然なので、心を殺す必要はありません。

恨み、怨み、妬み、嫉み、僻み…
負の感情でも強いエネルギーを使うのが「怒り」です。

ここで言う美容に悪いブサイクになる、というのは感情の放出の仕方が問題になります。


不満を心の中に溜めない

不満を口に出すのはよくない、と思うかもしれませんが、それは伝え方にもよります。


感情に任せたまま不満をぶつければ相手もまた感情的にならざるを得ませんし、自分が冷静になれていないことから解決しない場合もあります。


夫婦喧嘩がそんな感じです。

例えば典型的な会話だと、


妻「脱いだ服は洗濯機に入れてって言ってるじゃない!なんで毎回言われないと分からないのよ!」

夫「ごめんって、次から気をつけるよ」

妻「いつもそう言うけど、直ってないじゃない!靴下も裏返しのままだし靴は脱ぎっぱなし!家政婦じゃないのよ!!」

夫「そんなに言われなくても分かってるよ」

妻「分かってないから繰り返すんでしょ!!」


こんな感じです。

この場合は奥さんが最初からピリピリ怒っていて、怒りをそのままご主人にぶつけていますね。


苛々する気持ちがあるのは分かりますが、ご主人からしたら「分かってるって言ってるのになんでまだ怒ってるんだろう」と疑問符を浮かべているかもしれません。


怒り口調で注意されるのは誰だって嫌ですよね…


なので、ご主人の言い方が上手い場合と、奥さんの言い方が上手い場合の会話例も書いてみます。



〈ご主人が一枚上手な場合〉

妻「脱いだ服は洗濯機に入れてって言ってるじゃない!なんで毎回言われないと分からないのよ!」

夫「ごめん、いつも君が綺麗に片付けてくれるから気が抜けてた…次から気をつけるね、いつもありがとう


素直に謝る、少し褒める、反省する、感謝する。

ポイントは君にいつも助けられていますというニュアンスで感謝をすること。


最初のターンで奥さんの怒りの炎が消火されてしまったので、これ以上怒るに怒れません。


奥さんの感情に寄り添うことによって「そうだよね、君も疲れているのにごめんね」と理解を示しているところを感じ取ることができるので、怒りがおさまるのです。



〈奥さんが一枚上手な場合〉

妻「今日もお疲れ様、疲れているところにごめんね、ちょっといい?」

妻「脱いだ服を洗濯機に入れる時、物が入っていないか確認してから入れてくれると嬉しいなぁ。前に紙切れが入ったまま洗っちゃって、他の服も汚れちゃったから」


ワンクッション入れる、怒り口調にしない、お願いする、お願いのレベルを下げる、不利益を被ったことを伝える。


下から伺うような言い方ですが、意外と効果があります。


ワンクッション入れるのは、聞く体制に入ってもらうためです。怒り口調でも同じですが、冷静に言うことで相手が言葉を理解しやすくなります。

ポイントは気遣いをしてお願いしているところ
「疲れているのにごめん」と言うことで、相手を労っているのが分かります。
この場合は相手を立てているのでご主人は嫌な気持ちになりませんし、思いやりのある奥さんに協力してもいいかなと優しいにもなります。



怒りの昇華方法を考える

怒りの気持ちのままどこかにぶつけることができたらすっきりしますよね。


でも実際にぶつけてしまったらやり直しはききません。


物を壊してすっきりしても壊した物は直りませんし、人にぶつけてしまったら関係にヒビが入るかもしれません。


怒りをぶつけたい時は頭の中で一旦ぶつけてみましょう。


怒りに任せて拳を振るえば手は怪我をします。


想像することで頭を冷やすのです。


冷却期間、とでも言いましょうか…

一晩、三日、一週間と過ぎてみたら、案外「なんであんなことに腹を立てていたのだろう?」と笑えるようになるかもしれません。




結果、ストレスは肌に悪い

苛々していると表情は強ばります。

心にもやもやを抱えている場合は興奮しがちになりますし、血圧も上がって健康的にも良くありません。


不眠、頭痛、暴飲暴食、飲酒…


ニキビと肌荒れは顕著です。


怒りは強いエネルギーなだけに、精神力もガリガリ削られます。


その時間と精神力、他のことに使いませんか?

自分の趣味に没頭するも良し、お風呂に使ってリフレッシュするも良し、ぐっすり熟睡するも良し…



自分の感情を上手くコントロールすることで、人生楽しく生きてみましょう!



それでは、長文失礼しました!