時系列が前後しますが
先日、
写真家 藤原新也さんの写真展
〜 沖ノ島 神宿る海の正倉院展 〜
皇居の勤労奉仕でご一緒した
お友だちと行ってきました
そして、あまりに感動したので
2日連続で行ってしまいました
玄界灘と沖ノ島
女人禁制の島 沖ノ島
男性も冷たい海で禊をしないと
踏み入れることが許されない神の島
世界遺産に登録された今
島を守る視点から
大祭のときのみ許されていた一般男性も
入れなくなりましたね。
人の遺体の温度が20℃以上というから
その水の冷たさはまさに
一度死を味わう感覚だそう
世界遺産登録の際の審査の方たちも
全員禊をされたそうですよ。
ここから先
空気がガラリと変わる
三の鳥居から先が
真の沖ノ島なんだとか
田心姫神(タゴリヒメノカミ)の宿る磐座
すべてのものがここから生まれる
人々はこの中に
多数の宝物を奉納した
1年365日欠かすことなく
祝詞があげられている
それはそれは 孤独
神との対話の時間
方格規矩鏡
一緒に行った友だちの大好きなアイテム(?)
なんの鳥ちゃんだろう?
一体どうしたら
禁足の森の撮影がゆるされるのだろう?
完全に彼に託された
ひとつの神事(カミゴト)なのでは…
ここへ書ききれる内容ではありませんでした。
終始 鳥肌がたち
写真なのに現地に導かれるような…
不思議な感覚
朧月
人間の肺の底には
赤ちゃんの時に
はじめに吸った微量の空気が
残っているのだそうですが(呼吸残気)
ここ、沖ノ島の窪地には
地球誕生の残気が
今もなおあるのだと。
それを藤原さんは
しっかりと写真におさめ
伝えてくれたのだろうと思います
実はね、
この写真展に行って
「はぁ〜 よかったね」
で終わらなくて
なんだか生まれなおしてきちゃった感覚なのです。
心境の変化というか
人生観の変化というか…
確実に私の中の
なにかの流れが変わった。。
一緒に行った友だちもまた、
私と同じ感覚になり
この日を境に
流れが変わったみたいです。
不思議ですね
どうなるのかしら???