レビューin Kyoto | ことりのブログ

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新米OSKファンであり、研30の宝塚ファンです。
OSK日本歌劇団の桐生麻耶さんが全てのエネルギー源!

南座にて、レビューin Kyotoを2回拝見してきました。


今年2月の春のおどりで上演された『Go to the future』に、和の場面を追加して、サブタイトルも『京都(みやこ)から未来へ』

産経新聞のInstagram 


華月さんの燕尾服、不思議なデザインだったな…

他の出演者は歴史上の人物の扮装なのだけど、華月さんだけは燕尾服で。

いつかの春のおどりで見た、太夫から黒燕尾になった楊さんみたいな、不思議な空間感。


ベストプレイスのラップ、2回では聞き取れないくらい言葉詰まってませんでしたか?


この場面の舞音さんを見て、夫は彼女の腹筋に尊敬の念を抱いたようです。


娘役さんの和のお衣装、あれは…

好みが別れる感じかもね。


楊さんの龍馬、カッコ良かった!

髪型もステキだったな~。


天輝さん政宗、キレイだった。

天輝さん、桜咲く国のときかわいかったなぁ。

うんうん頷きながら、ニコニコ笑顔なの。

あんなキレイな顔で、あんなカッコいいのに、笑顔が無邪気なの。

全身から『嬉しい!』『楽しい!』が溢れるようで、見ていて清々しい。

passionやスワンレイクでは熱くカッコよく。

スタイリッシュに決めてでは、ほっぺ膨らませて実花さんに拗ねてみせたり、デレデレしたり、ラブラブだったり。つい、目がいっちゃう。


ラインダンスKYEE、好き!

チアガールで元気いっぱい!

たけふのサーカスガールズも好きだったけど、チアガールのまっすぐ、元気な健康美が見ていて気持ちがいい。

男役くんたち、迫力がすごいよ!圧が笑っ

でもこれ、褒め言葉だからね。本当に。


夫は、あまりの圧に目が離せなかったらしい。

奏叶くん&凰寿くん、下手で並んでたもんね。

わたしは碧くんにロックオンでした!

あの子は誰?と思ったら、鼓拍くんだった。

みんな男役さんだから、ん?って違和感感じるんだよね。


どの場面でも、南星くんがいると、みなぽちくん!ってつい応援しちゃう。

みなぽちくん、passionメンバーに入ってたね…!


春のおどりのpassionは、桐生さんが芯の場面。

わたしは桐生さんを見るために客席にいるので、他の出演者さんには大変申し訳ないけど、桐生さんが出てる場面は彼女しか目に入ってきません。

全力で、桐生さんに集中する。


だから今回初めて、この場面に誰が出てるのかわかった。


珠凛かのんさん!

煌めく瞳であなたをロックオン!の、かのんさんね。


まだ一年目なのに、すごい。

舞台って、年数重ねないと出せないものって絶対あると思うけど、年数関係なく、プロフェッショナルとして芸を魅せることを求められ、応える必要があるんだなと感じました。


この場面の楊さんを、生で初めて見た。

さすがトップさんだった。

楊さんのすごいところは、出てきた瞬間『はい、スターが出てきましたよ』って、見てる誰しもがわかる輝きを発しているところだと思っていて。

キラッキラなの、存在もだけどね、瞳が特に。


南座公演前のプロモーションで、歌唱披露がありました。passion 

翼さん、歌お上手です。

passionもあります。

でも、わたしの知っているpassionは違うの…


楊さんがトップになってからの『DVDという文明の利器(by楊さん)』は買えてなかったけど、今回初めて購入し、passionを繰り返し見て。

劇場で見たときは、もっとすごかったんだけどな!と思うんだけどね、映像の限界。ふふ。


この場面は、わたしにとっては桐生さんと城月さんの歌ありきなんだな。


見つめあい、ただそれだけって…

客席とスターさんの関係のようじゃない?

見つめ『あい』っていうのは、できたら幸せだよねぇ…


ワルツ、やっぱり舞美さんの踊りはいいな。

目が彼女に吸い付くように見てしまう。

カッコいい舞美さんもいいけれど、少女のような舞美さんもステキ。


スワンレイク、カッコいいよね!

楊さんが階段降りて本舞台で顔の前に手を下ろして決めるポーズと、シンバルが入る時に両腕と身体を開く振りが特に好き。

あと、総踊りで入る『フッ!』が大好きなので嬉しい。あれは男役だからこそのカッコ良さだと思うのよ。

あと、この場面のよさは照明だと思う!

夜の深い闇のなか、湖を照らす月の光で白鳥たちが舞い踊るような、そんな幻想を感じる。


オペラグラス使わないので、それぞれにスワンがいるという、娘役さんこだわりの頭飾りまでは見られなくて残念。

どこかで展示してくれたらいいのにな。

見てみたい。


実花さん、最後の舞台を拝見できて幸せでした。

ご卒業、おめでとうございます

実花さんの笑顔が好きでした。

これからの人生も、沢山の笑顔の花を咲かせて、多く幸せの果実に恵まれますように…



さて、トークショー。


楊さんはパレードのお衣装のまま。

桐生さんは、不思議な柄のスーツに普段化粧。

こちら です。

内容ざっくり、こんな感じだったのね~と軽くお読みください。


Q.トップ時代、気をつけていたことは?


桐生

お稽古場の空気が悪くならないように気をつけてました。

空気が悪くなることって、ねぇ、皆さん人生の先輩だから経験おありだと思うんですけど、悪いことって伝染るじゃないですか。すぐ広まるっていうか。お稽古場の空気が悪いと、それがそのまま(舞台に)出ちゃうから。お稽古場がすべてだと思ってるので、だから空気が悪くならないようにとは思ってましたね。



Q.レビューと芝居の表現に違いはありますか?


桐生

ありますね。みなさんが今ご覧になったのをレビューっていうんですけど、レビューのときは空間をお客様と共有したいので、目を合わせにいきます。そうするとね、😲って顔になる方とかいるんですけど笑、目を合わせるようにしてます。


芝居は逆で、一切見ないですね。

(演者たちは)見られる側というか、(客席は)目撃者というか、その人物の人生の。だから、見ないです。



Q.普段の生活で男役が出ちゃうことは?


桐生さんは、もう、ね、宝庫ですもんね。(お互い笑って、でも桐生さんからいこうとしたのを)これはわたしが先に言ったほうが、ハードル上がらないと思うので笑、えー?普段ですよね…なんだろう…他の方から見ればわかるのかもしれませんけど、自分じゃわからないですね…。うーん…スカート持ってないとかですかね(桐生さんも頷く。場内「へえー!」みたいな驚きの声)そうなんですよ、1枚も持ってないです、スカート。研修所のときから、男役なんだから服装にも気をつけなさいって言われてるので、ズボンしか持ってないです。


桐生

ズボンね笑、好きよ、ズボンて言っちゃうの。もう少し若いとパンツ(発音は下着のパンツ)って言うのよね


ああ、パンツ(下着発音)


桐生

んん、パンツ(発音はボトムスのパンツ)


あ、パンツ(ボトムス発音)ですね笑


桐生

わたしは、男役が出ちゃうっていうか、もう男性にしか見られないんです(場内笑い)

例えば、カバンを買いに行ってね、可愛いのがあったんですね、ちょっと大きめの。

で、一緒にいた友達と『これいいんじゃない?』って話してたら、店員さんが『可愛いですよね~、男性が使っても全然大丈夫ですぅ』って言われたりとか、ネックレスを買いに行ってね、小さいキレイなのが(鎖骨の真ん中を指して)ここに付いてるようなやつで『色違いはありますか?』って聞いたら『はいございます。彼女さんにですか?』って!(すごい顔して)彼女!とかね、すみません、なんかわたしばっかり話しちゃって。

一番最近だと(楊さんに向かって)これはキミも初めて聞くやつだよ。武生公演が終わって、市役所とか色々ご挨拶に回ったんですね。でお昼に退団した瀧登の実家のレストランでお昼を食べたんですよ。その時に、瀧登の妹さんのお子さん、2歳って言ったかな、そのお子さんがね、城月れいって娘役がかぐや姫をやったんですけど、彼女を見て『かぐや姫だぁ』って言ったの。で、わたしは帝をやったんですけど、その子がわたしの顔をじいっと見て『オジサン』って言ったんですよ。(場内大爆笑😆楊さんも司会者も大ウケ)子供は正直ですからね。これからはオジサンを大事にしていきたいと思います。


おじさんって…笑

これは桐生さんに昔聞いた話なんですけど、喫茶店で海外の雑誌を読もうとして。海外の雑誌お好きなんですよね


桐生

うん、好き。VOGUE


あ、そう、VOGUE

で、読もうとしたら、女子高生でしたっけ『あの人格好いい、モデルさんかな』って言ってるのが聞こえて、雑誌を読まずに格好付けたって話ありましたよね!


桐生

そう、女子高生が『あの男の人格好いい』って言うのが聞こえたから(格好いいポーズ決める)

(場内大爆笑)

VOGUEって女性誌でしょ、だからカバンに仕舞って、格好付けてポーズして。(男役を)貫きました。



ざーっくり、こんな雰囲気のお話でございました。


今回は三階と一階から拝見しました。

上から全体を見たあと、下から見るのはいいなと思って、最近はそうしてます。


今回、OSK初めてご覧になる方が沢山いるだろうなと思って、家族分のミニ桜パラソル持って行ったんですけど、なかなか『良かったらどうぞ!』の一言が言えず…!


パラソルを見て嬉しそうな劇団員さんを見るとね、買って良かったなと思うし、友人に貸すと皆喜ぶしね。


トークショーのためだけに京都行くって、なんて酔狂な…と思ったけど、行って良かったです。