2023年、1冊目の本。


「メメント・モリ」藤原新也

こちらは復刊されたものですね。




メメント・モリ。死を想え。
ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬ事を忘れるな」「人に訪れる死を忘る事無かれ」と言った意味。
らしい。(´ー`)フム
まぁ、何となくは知っていたものの。

父の看取りに関わってくださった在宅緩和ケアの石橋了知先生は、大学時代この作品に感銘を受け、緩和ケアを志すようになったそう。
そして「看取りに関わりたい」とも。

先生について知りたかった私は、
ほう(´ー`)oO
この機会に手にしてみよう、と。

“本当の死が見えないと
本当の生も生きられない。”

自分自身の死生観を問われる内容。
なかなか。
写真、言葉、文字、色、写真、言葉。


もっと知りたかった。

父は死にゆくことを「侘しいもの」と言っていた。


死というものは
なしくずしにヒトに訪れるものではなく、
死が訪れたその最期のときの何時かの瞬間を、
ヒトは決断し、選びとるのです。
だから、生きているあいだに、
あなたが死ぬときのための決断力を
やしなっておきなさい。(本文より)


もっと知っていたら、
決断力を持っていたら、
後悔せずにいられたのかな。

侘しいなぁ。