昨日は節分でしたね
2月に入ってから読み聞かせの絵本に鬼系のものが増えてるのですが
絵本の世界では結構「かわいそうな鬼」のお話って多いですよね。
島ひきおに
ひとりぼっちで寂しい鬼が人間と遊びたくて島を引いて歩いて行くが
人間からだまされ厄介払いされて海の中をさまよい歩く...というお話。
泣いた赤おに
人間と仲良くなりたい赤鬼のために友達の青鬼が悪役になり
そのお陰で人間と友達になれた赤鬼の元をそっと去っていく。
それを知った赤鬼は青鬼の友情を思い1人泣く...というお話。
おにたのぼうし
節分の夜に行き場を失くした鬼の子おにたが忍び込んだ貧しい家にいた
病気のおかあさんを看病する女の子を喜ばせようと食べ物を持っていくが、
女の子に「豆まきで鬼を追い払ってお母さんの病気を治したい」と言われ、
被っていた帽子を残して姿を消してしまう...というお話。
人間が「鬼(悪)」とひとくくりにしている中にも色んな鬼がいて
イメージだけで物事を判別するのは愚かだと教えてくれています。
「国」、「宗教」、「種族」、「性別」…イメージを形成している様々なカテゴリー。
そんな枠はとっぱらって本質を見極める目と心を持ちたいものですね。
な~んて事を考えながら、節分は玄関に柊を飾りました
柊の葉のチクチクが鬼の目を刺すから鬼避けになるんだそうです。
おにた、ごめんよなるだけチクチクがマイルドな柊にしたからね~
そして夜は恵方巻き
長崎ではカナガシラという魚の煮付けを食べるのですが、
売ってなかったので風貌が似ているアラカブでお味噌汁。
小骨が多くて食べにくいけど、濃厚で美味しいダシが出るんです
最後はお楽しみの豆まき
いつも鬼役をやってくれる夫が不在だったので話し合いの結果、
吊り下げた鬼のお面に向かって投げる事に。
ところがスーパーに置いてあったお面がなんだか可愛らしい猫ちゃんで
思わず投げる豆の勢いが鈍る私。。
もっと投げつけ甲斐のある怖い鬼のお面にしてよ~
この鬼、「にゃんじゃ鬼」って名前だそうです。@フジオ・プロ デザイン
豆まきしながら「どうして大豆を投げるの?」という疑問が出てきたので
すかさず『きせつの図鑑』で節分について学習。
歳の数以上の福豆も食べて、無事に節分の行事が終了しました
今年も無病息災で過ごせますように。
福は内~!