タイトル変更

諸事情によりタイトル変更しています。

久々に教育話題です。

検証している方があまりいないような気がしたので書きます。

以前の表題、「灘3科目受験生は開成社会ゼロ点で合格出来るか」について

息子が試してみました。

息子が言うには開成は社会以外の3科目で圧倒出来れば社会はゼロ点でも合格出来るとのこと。

それでも社会の対策は入試ギリギリまでしました✨

以下、簡単な体験記です。

灘受験生（3科受験）→合格

社会は小5までに公民まで浜学園のweb教材で学び（社会の通塾はゼロ）、受験学年ではほぼゼロ勉強（例外として毎月一回ある公開テストは社会を含めた4科受験&間違いなおし10〜15分、年2〜3回ある東大寺学園模試で4科受験&間違いなおし15分だけは継続しました。）

その後灘中受験後当日から開成受験までの２週間で、

①四谷大塚4科まとめ社会をメルカリで事前に購入→ゼロから１冊全て終了

②馬渕教室入試直前テキスト社会をメルカリで事前に購入→ゼロから1冊全て終了

③浜学園3冠本社会→昔の教材を引っ張り出した。こちらも復習として1周終了

2週間でかかったテキスト代は送料込で2000円+開成過去問代のみ💰

①〜③を全問解き、間違えた問題はチェックしておいて再度解き、最終的にゼロになるまでこなしました。

2週間でやるには膨大な量ですので、子供が食事中や散歩中等ありとあらゆる場面で母が読み上げ子供が答える形式を可能な範囲で採用しました。母が仕事や作業中は漢字の記述に不安がある問題や資料や画像を読み解く問題等を中心に息子が直接解きます。

初回で正解した問題を何度も解きつづけるのは非効率なので重複問題は母があえて問題を読み飛ばしたものもそれなりにあります。

もう、佐藤ママ状態数千問の狂気発動案件。

で、①〜③を終えた状態で④を終了させました。

④とは開成１０年分の過去問です。

④は１日で社会10年分解き（開成受験3日前）

④のなおしと振り返りを翌日（開成受験2日前）に全て済ませました。

開成過去問については、

算数は2023年のうちに9割近く終わらせてあったので、灘受験後には主に国語理科社会の過去問を終わらせるスケジュールでした。

それにしても社会にかなりの時間をとられました。

で、受験3日前の過去問の進捗

紫の囲い部分が受験3日前に終わらせたものです。

画面右端に最低合格点と息子の総合点とを比較した数値を記載しました✐

※1番上の段が2023年の結果です。声の教育社の赤本使用。国語の採点は塾の先生及び東大国語受験指導経験のある人によるものです。

これを見ると2023年と2019年では社会がゼロ点ならば不合格です。

裏を返すと本番で同様の実力を出せたなら社会がゼロでも合格する可能性があるということになります。

実際、息子は今年は合格者最低点を低く見積もっても70点はかたく上回っているとの予測でした。（国語は過去問添削者に確認、算数は算数塾の先生にもおおよその予測点を確認済。）

特に今年は社会が難化傾向だったこともあり平均が高くない（差が付きにくい）ことから社会以外3科が強い子にはむしろ有利に。

社会をきちんと対策して受けた開成でしたが、今年ならば社会ゼロでも受かったのかもしれません。あくまでもただの予測であり断言は出来ません。

というわけで、息子から

あんなに苦労して社会やらないでも良かったんじゃ

と言われています

しかし息子が強調していたのは、灘対策を自塾でしっかりやり込めば開成理科は簡単すぎるから満点以外をとってはいけない。という発言でした。これはあくまでも3科目で圧倒させて社会ゼロ点での合格を狙う場合です。

この理科の難易度なら◯くんも◯くんも（軽く5人以上の名前が出てくる）みんな満点しか取らないと思う

実際過去問を解く時、理科についてだけは制限時間を半分にして解いていました。

改めて自塾の理科のレベルの高さに驚かされました。

また、これを息子が出来たのは息子の1番得意な科目が国語という部分もあります。

理数の深い思考力を必要とし、高い難易度を求める学者研究者肌とも受け取れる灘と、東大入試を意識した短時間で膨大な読解力を求めた上で簡潔にまとめる記述問題を大量に出し、処理能力をも試される官僚型とも受け取れる開成国語。4科目まんべんなく凹の無い能力を求められる点も首都圏と関西の違いを感じます。

そもそも4科まんべんなく出来る首都圏の子は（大人の事情も相まって）灘も受かった上で開成や筑駒に進学される方も多いですし

で、結論なんでしたっけ?

社会はゼロでも合格が可能な場合もある。ですね😂

私は100%合格は不可能ですけどね

いろんな意味で

能力が足りない上に出願条件を何一つ満たしていない