現在 公文 算数 G教材後半をしている息子 (一部親塾でH教材の前半範囲までやっています。)
G教材後半は一次方程式です。中学受験で言うと□を使った式とかぶる分野
□を使った式ってほとんど方程式
ただ、普段はあからさまには方程式を使わないようにして解いています。
一方で、様々な問題で検算では使いまくってます。
また、消去算では受験算数の解き方と併用して3元までの連立方程式を使用した解き方も教えています。連立方程式はH教材の110までが範囲です。
灘中等を目指すなら、どちらも使えた方が有利です。あくまで 余裕があれば。余裕がない中でやってしまうとどちらも身につかない点、注意が必要です。
最難関の過去問をみると 文章題でも途中式は一切点数に考慮されず、答えのみで得点を判断する問題が複数あります。こういう場面では方程式を使った方が 明らかに早いですし、計算ミスも減ります。
一方、途中式を書かせ、配点にも影響が出る問題は受験算数を利用した方が無難です。
よく算数はF教材(小6相当の教材)まで、中学教材は混乱するから学ばないでいい という記事を目にします。 これ、正解かどうかは人によって異なると感じています。
一般に中学受験の勉強を始める小3の2月や小4の前半の時点でFまで行っていない場合はF終了で辞めるのが一番負担も少なく 混乱も少ないと思います。
マスター通塾と公文併用は負担になるし、何よりGとH教材だけでは方程式を使いこなすことが難しい可能性が出てきます。
理由は公文は方程式をスイスイ解けるようにはなるけれど、方程式を「たてる」ようにはならないからです。本来、私は方程式は解ける(計算する)ことは当然、その上で文章問題を読んで、式をたてることができてはじめて使いこなすといえると思っています。この観点でみると明らかにGとH教材だけでは演習不足になります。
以上の傾向は公文教材の性質上仕方のないところがあります。
公文の目的は中学受験ではないから当然です。そういう意味で中受する身ではH教材後半以降は無駄が多くなります。I 終了までの分野の中で 中受に有利になる分野もありますが、方程式以降は格段にそういう分野は減っていきます。
一方で、無駄と表現した分野も中学入学後に貯金を作っておく・大学受験対策をいち早くはじめるための準備という意味で公文数学は大変有能と思っています。
以上より、家では公文数学はH教材の半ば、つまり連立方程式の終了するH110前後、時期で言うなら小3の夏休み頃をめどに卒業する予定です。