「文字」と「字」の違いって、わかりますか?

「字」とある場合、句読点・カギカッコなどの記号・符号もすべて含めます。

「文字」とある場合、句読点・カギカッコなどの記号・符号は含めません。

 

書き抜き問題では特に注意が必要です。

 

また、記述問題で「〇〇字で答えなさい。」とあるときは「。(句点)」は必ずいれましょう。

通常の記述問題で「〇〇文字で答えなさい。」という指定はそうありません。あっても直後に「ただし句読点も含めます」などの記載があるはずです。

記述解答の文末が「こと」や体言で終わる場合、「。(句点)」を入れるのかどうかという質問がとても多いのですが、入れて×になることはありません。

この質問の原因って、入試問題ではなくて学参の表記ルールの影響のような気がするんですよね。

表記ルールは業界統一ではなく、出版社ごとに違います。

とある塾教材会社では「こと」や体言で終わる模範解答に「。」を入れていません。

選択肢でも「〇〇のお父さん」という選択肢がある場合、ある出版社は句点なし、別の出版社は2文節以上に句点をつけるとして、句点ありとします。

閉じ開き(漢字にするかひらがなにするか)やルビ(ふりがな)ルール、設問文言ははバラバラでも何の問題もありませんが、句点のルールは統一してほしいな~とたまに思います。特に教科書準拠教材の場合、記述では「。」をつけると徹底された私立中学生から質問が殺到するんですよね。こちらとしてはレベル的に使いたい教材だけれどそれがひっかかり使用をためらいたくなることがある。

 

記述問題において、句点なしは減点と考えてください。年間平均50本前後の模試を作成していますが、採点基準で「。」抜けは-1点として作成しています。入試問題でも同じです。

もちろん、すべての模試・入試問題を作っているわけでも見たわけでもないので、もしかしたら記述問題で句点なしでも減点しないこともあるのかもしれませんが、基本は「つける」です。「句読点はふくめない」という指定があるなら別ですけどね。指定がなければつける、指定があれば指定にしたがう。これが基本です。

 

続きは、こちらから…

 

 

 

 

 

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