光村図書中1国語の1学期中間テスト範囲は、
「野原はうたう」p14~「わかりやすく説明しよう」p39あたりまでが
最も範囲になりやすい部分。
学校によって、若干の差はあるけれど、
ここでは、教科書会社の年間指導計画を目安に範囲を指定し、ポイントを説明していきます。
「野原はうたう」のポイント
野原にいる植物と昆虫の言葉として書かれている詩。
四つの詩の構成・表現上の特徴・詩から伝わる思いを理解する。
【あしたこそ】
①たんぽぽの言葉。
②二連構成
第一連:太陽の光を浴びて、黄色い花を咲かせる日を思いえがいて飛び立つ綿毛の様子
第二連:新たな出会いに胸をふくらませている綿毛の様子
を読み取る。
③使われている表現技法など
第一連は基本的に七音・五音でできていて、リズムがある。
第二連では、「とんでいこう」という言葉が強調されているので、
ここに綿毛の思いが表れている。
↓
倒置法が使われ、「とんでいこう」という言葉が強調されている。
【おれはかまきり】
①かまきりの言葉。
②二連構成
第一連:夏の中、心もかまも元気でたくましいかまきりの姿
第二連:暑い中、太陽の下でかまをふりかざすおれってかっこいい! と自分にほれているかまきりの姿
を読み取る。
③使われている表現技法など
第一連と第二連の各行がほとんど同じ音数なので、リズムがある。
おう なつだぜ」(第一連)―「おう あついぜ」(第二連)
「ぜ」という言葉を文末に使うことで、男っぽさが出ている。
「どきどき」「わくわく」→気持ちがよく伝わる擬態語
→おもしろみ(ユーモラスな感じ)が出ている。
【あきのひ】
①のぎくの言葉。
②一連構成
のぎくが見たあっという間にしずんでいく夕日の姿を読み取る。
一つの流れのある物語のようになっている。
③使われている表現技法など
・「かぜ」と「ゆうひ」によって秋の夕暮れの印象が強まっている。
・擬態語(様子を表す言葉)に着目!
→夕日があっという間に沈んでいく様子。
【いのち】
①けやきだいさく言葉。
②一連構成
前半:
葉が落ちた冬のけやきの木に小鳥たちが集まっている姿
後半:
けやきの思い=主題
を読み取る。
③使われている表現技法など
葉が落ちた冬のけやきの木に小鳥たちが集まり、けやきはあたたかさを感じている。
→×冬の寒々しいイメージ 〇あたたかみのあるイメージ
後半の6行は前半の5行とイメージがまったく異なることを押さえる!
→けやきの、自分の存在に対すると強い思いが表れている。
堂々としていてどっしりとしたイメージ。
→かまきりと対照的
・「野原はうたう」では、それぞれの詩から受けるイメージをしっかり押さえればOK!
・アクセントとイントネーションのちがいを教科書P191で確認!
・音読のポイントを学校のノートで復習しておこう。