言の葉花壇

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和歌の美しさを現代に紡いでいく旅。 マナ女とカナ女がにぎやかに語りながら、何度聞いても心に響く日本語の世界へご案内します。 ぜひ、お気に入りの一首を見つけてください。

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#君に恋ふるも我が心から……★☆ 我が心 焼くも我れなり はしきやし 君に恋ふるも 我が心から: 詠み人知らず : 歌意:自分の心が恋焦がれるのも自分だ。いとしい人に恋焦がれるのも自分の心から。どちらも自分の心のせい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十三巻より■□■

みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~

わがこころ やくもわれなり はしきやし きみにこふるも わがこころから
焼くも我れなり=恋で胸が焼けるみたいに熱くなるんも、全~部自分の心が生み出してると言うことやでぇ!
はしきやし君=なんてかわいい人や!って言うことやでぇ~
カナ女さんには内緒やけど、これは時々、ウチも言われる言葉や!
ちょっとずつ暖かくなってきたから、みんなも心から恋焦がれるこんな恋をしようやぁ!!

 

 

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#なにとなく心さやぎて……★☆ なにとなく 心さやぎて いねられず あしたは春の はじめと思へば: 良寛 : 歌意:何となく心がざわめき、眠ることができない。明日が春の初めだと思うと。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #良寛歌集 より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
なにとなく こころさやぎて いねられず あしたははるの はじめとおもへば
みなさん、お元気?
さやぎて=ざわめく、胸がそわそわする、落ち着かない感じの意味ね。
春の初め=新しい年の初め、つまり、新年のこと。
いよいよ春がやってきて、新しい年になる立春の前の晩、つまり、節分の日の夜に、さぁ、寝よと思ったけど、なんだか知らないけれど、気持ちがざわめいて嬉しくて、落ち着いて眠れない。
ウチも覚えあるでぇ。
ほんま、これって、遠足や運動会、お誕生日会とかの楽しいことの前の晩みたいやわ。
ウチも遠足とかの前の晩は、明日は晴れるかなぁ~とか、お弁当に卵焼き入ってるかなぁ~とか思うと、なかなか寝られへんわ。
良寛さんは暖かくなる春がものすご~く、待ち遠しかったのね。
ほんま!良寛さんって子供みたいやでぇ!かわいいわぁ!
明日はいよいよ立春や!
みんなも春が待ち遠しいやろ~!

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#こは何事の樣ぞとよ……★☆ 淺ましや こは何事の 樣ぞとよ 戀せよとても 生れざりけり: 源俊頼 : 歌意:情けないことだ、これは一体どういうことなのか。恋をせよと言われても、恋をするために生まれてきたわけではないのに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #金蓉和歌集 第八巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
読み方やでぇ~
あさましや こはなにごとの さまぞとよ こひせよとても うまれざりけり
みなさん、お元気?
作者の源俊頼(みなもとのとしより)は平安後期の名門貴族よ。
若い頃は雅楽の篳篥(ひちりき)の名手として宮廷に仕え、その後歌人としても、技巧的で情感豊かな歌風で知られ、藤原定家にも高く評価されたようね。
金葉和歌集の撰者の一人でもあるのよ。
ふ~ん、なかなかのハンサムやなぁ。
噂をすれば、あんなところに源俊頼さんが・・・
源俊頼さん、源俊頼さん、こんな寒い中どうしたんですか?
いやちょっと・・・
なんか、女心がわからなくなって・・・
女心?
それは、お困りですね。
そう、そうやねん!困ってるねん!
実はな、向こうが「好きや!好き!好き!」って何回も言うから、ちょっとかわいいなって思ったとたん「そんなこと言うてへん」って言いだして・・・あれっ?
もう、こっちから好きやって言うたんと違うはずやのに・・・
そう言うことですか。
私はまだ恋の修業中ですが、女性の気持ちはすごくよくわかります。
女心は今、こうして降っている雪のようなものなんですよ。
雪?
そう、好きが積もり積もるけど、暖かくされると、融けてしまうものなんです。
ほんなら、今までみたいにツンデレにしとけば良かったんかな
~?
いや、それはそれでガチガチに凍ってしまうかも。
ふ~ん、まったく女心は複雑や!
とりあえず、暖かさも込めたツンデレ方式で、もう1回好きやって言うてくるわ。
それがいいですよ。ではお気をつけて。
みんなぁ~、みんなもな、女心はちょっとややこしいけど、あったかく見守ってやぁ~。

 

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#雪に騒ける朝楽しも……★☆ 矢釣山 木立も見えず 降りまがふ 雪に騒ける 朝楽しも:柿本人麻呂 : 歌意: 御所の近くにある八釣山の木立も見えないほど、雪がどんどん乱れ降る朝は楽しいものだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━#万葉集 第三巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~?
寒いなぁ~
読み方やでぇ~
やつりやま こだちもみえず ふりまがふ ゆきにさわける あしたたのしも
みなさん、お元気?
この歌は題詞に「柿本人朝臣麻呂が新田部皇子(にいたべのみこ)に献れる歌一首、また短歌」とあるわね。
新田部皇子天武天皇の皇子で奈良時代初頭の皇族よ。
騒ける(さわける)=雪がざわざわと勢いよく降っている様子ね。
矢釣山(やつりやま)明日香村八釣にある小さい丘で、柿本人麻呂は皇子の宮殿に馬を走らせて通っていたみたい。
つまり、通勤や。
まぁ、そうなんだけれど・・・滅多に雪が積もらない明日香にどんどん雪が降るんで柿本人麻呂は子供みたいにはしゃいで、雪の朝を楽しんでいるのよね。
ウチも雪が降って積もるのは楽しいわ。
まだ子どもなんかなぁ~。
そうね。
でもあんまり降りすぎると災害よ。
それはそうや!なんでもほどほどが楽しいわ。
せやけどウチは雪が積もったら、年齢関係なくはしゃぐでぇ~。
みんなもやろ~?
 

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#山の狭そことも見えず……★☆ 山の狭 そことも見えず 一昨日も 昨日も今日も 雪の降れれば: 紀男梶 : 歌意:一昨日も昨日もそのうえ、今日までも雪が降っているので山や谷のどこが境目なのかを見分けることができない。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ #万葉集 第十七巻より■□■
みんなぁ、元気ぃ~? 読み方やでぇ
やまのかひ そこともみえず をとつひも きのふもけふも ゆきのふれれば
みなさん、お元気?
山の狭(やまのかひ)=山と山との間のことよ。
そことも見えず=見えへんからどこかわからんことやろ。
そうよ。

 天平18年(746年)のお正月に、すごい大雪が降って、左大臣の橘諸兄(たちばなのもろえ)をはじめ、作者の 紀男梶(きのおかじ)ら諸大臣らが正太上天皇(げんしょうだいじょうてんのう)の御所に参上し、積もった雪を掃き清める奉仕をしたのよ。
今で言う雪かきやな。
そしたら、そのあとにお酒など振舞いの宴会があって、天皇から雪を題に歌を詠んでみなさいとの仰せがあり、それに応えた歌のひとつなのよ。
まぁ、こんだけ大雪降ったらどこがどこかわからんっていう歌や。
 昔も今も、大雪の日は本当に大変よね。
 ほんまや、ウチなんか雪かきで汗だく!

宴会して歌詠んでる気分ちゃうでぇ!
みんなぁ~、みんなの所は大雪大丈夫?

雪かきも無理したらあかんでぇ~!

 

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