✱この話はフィクションです

Aは学生時代、学歴コンプの両親(父親私大卒、母親高卒)に自分の進路を決められていた
両親は自分の子供達に所謂先生と呼ばれる職業につけさせかったらしい
だから、医師を目指せと

中高一貫校に通っていたAは現役時代から
東大受ければ?などど教師に言われる位勉強ができた
(東大の医学部は流石に無理だから受けなかったと言っていた)
行く気もないけど早稲田を受験し、現役と一浪時代二度合格してる
受けてみただけの早稲田に入学手続きをする同級生を馬鹿にしながら
自分はとにかく国公立の医学部、となんの疑問ももたずに目指していた(らしい)

いざ、医学部に入学して
専門的な事を学ぶにつれて
自分には無理だと思ったらしい

人様の命を扱う医師は
自分に向いていないと
三年生の時に痛感し、親に黙って退学した

親はAを勘当したが
数年後にAに彼女ができると
このままだと高卒だ、もう一度大学に行けと
説得にかかった(笑)

母親は、医師は無理でも
獣医か学校の先生になれ、と先生と呼ばれる職業にこだわっていた

結局、センター試験の点数だけで合格する国立大学の某学部に進学
教職課程をとって教師を目指すのかと思いきや最後の最後でわざと単位を落として教師への道も自分で閉ざした

卒業後は母親の言うままに地方公務員になった
母親は自分の手元にAをおきたかったらしい


たまに思う
この人は本当は何になりたかったのかと
コミュ障で変わり者だけど勉強はできる
この人に向いた職業が何かあったんじゃないかと

三人子供がいて、ドロップアウトしたのはAだけだったので
学歴コンプの親が自分の子供を所有物のように扱い、子供の意思を無視し、勝手に進路を決めて中学受験させたりしても、部活を親が勝手に決めても(笑)
まあ、66%は失敗しないのでしょう。

自分が大学受験失敗したから
子供には同じ思いをさせたくない
と思う馬鹿のなんとまあ多いことよ

大学受験失敗した?
それでもそこから挽回して仕事頑張って出世したならまだしも
自分の無能さを大学のせいにしてるしね

自分は自分
子供は子供

将来の道へ導くことは必要だけど
レールを引きすぎて、子供が本当にやりたいことを見つけることが出来なかったり
本当にやりたいことをさせないのは親のエゴだと私は思う