レインツリーの国。 | 『ことのは』

『ことのは』

ココロの深呼吸です…。



久々に本を読んだ~チュー
一気に読んじゃったな。

「レインツリーの国」
この本を選んだきっかけは、玉森クンが主演でこの秋映画になるからなんだけど、
そんなこと以上に、ただ出逢えて良かったと思える素敵な作品だったので良かったですキラキラ




映画ってどうしても短い時間にいろんなものを集約するから、実はあまり満足しなくて。
私は、連続ドラマとかでじっくり感情移入を高めて行く方が好きなタイプなので、
映画の本当の魅力とか良さとかって、きっと私は分かってないんだと思うタラー

でも好きなもの、苦手なもの、感性は人それぞれだから、それをどうこうとも思ってないのだけど。
ただ、玉森クンが演じる物語の全てに触れたくて、原作を手に取ったまででした。






物語は、
自分が好きだった小説の感想を書いているウェブサイトを探していた伸が、共感できる感想を書いているブログを見つけ、
そのブログの管理人であり、耳の障害を抱えるひとみと交流を重ねていくお話。





なんか…、ひとつひとつに共感できるところが好きでした。

全部正しい…って言うのか、、立場が変わればどんな気持ちも考え方も正当で、そのひとの確かな足跡であり、こころの真ん中を走るものなんだということ。


それを理解しようと努めること、自らを振り返り見つめ直すこと…、
何よりもちゃんと真っ直ぐに向き合うことが大切なんだよなって、当たり前のことを改めて考えさせられました。

伸とひとみの恋愛の話なんだけど、男女だけじゃなく、人間同士が真剣にぶつかり合う時に大切なことが、ここからちゃんと見つけられる気がします。

理屈に感情が乗って展開されて行くので、まくし立てられるようにあっという間に読み終えちゃうよ(笑)






個人的には、“ブログの管理人”ってところに、親近感が湧いたかな。

私は彼女のような複雑な問題を抱えている訳ではない、普通の日常を送っている普通の人間だけれども、
普通の日常とは違う世界をここに作っている…ということはある意味一緒で。
リアルな人間関係の誰かと繋がるためなら、私もきっと、もっと他の方法を取っていると思う。

だけど、誰にも言えないこと、言いたくないこと、でもひとりじゃ抱えきれないこと…それを誰でもない誰かに伝えることで楽になれて、バランス取れてる自分がいて。
取り繕わずに、ありのままをさらけ出しても、相手の判断で読むも読まない自由なんだと思えば、受け手への配慮も正直半分に、自分の気持ちを吐露できた。




もう消してしまったこのブログの前身の頃。
私は大切なひとを失って、気持ちの持って行き場がなかった。
今みたいなお気楽ブログとは若干違う雰囲気を醸し出していたと思う。

だからその分、誰かのこころの奥深くの琴線に触れることも今より多くて。
そこから、…伸とひとみのような出会いもありました。
違うのは、距離が遠かったので会ってみようとも思わなかったこと、そして、お互い恋愛感情はなかったことです。
ただ、彼は私のこころの支えになってくれたし、多分私も彼にとってはそうでした。
文章だからこそほんとうが見えたりもしたし、会わないからこそ正直になれたし、分かり合えた。
彼とは支え合う役割を終えると自然に関係がフェードアウトしましたが、今も感謝している存在です。




その他にも、幾つもの出会いや別れがあり、しみじみ振り返ります。
今も親しくしている“友達”も、ここから始まっていたり、…不思議なものだなぁと思うニコニコ
そしてこれから先も、また素敵な出会いがあるのかも…とチョッピリ期待もしています。




いつも気にして来て下さっている方。
なんとなく訪れて下さっている方。
たまたま通りすがった方も。

あなたと私が今ここで繋がっていることをしあわせに思います。


ありがとうございます星